ビットコインETF申請の影響でGBTC取引量400%アップ!次の大波はGrayscaleへ?

世界最大の資産運用会社BlackRockがビットコインETF(上場投資信託)の申請を行った直後、デジタル資産管理企業GrayscaleのBitcoin Investment Trust(GBTC)の取引量が400%急増しました。

6月14日、BlackRockがETF申請を行う一日前には、GBTCの一日取引量は1600万ドルでしたが、申請からわずか5日後には約8000万ドルに跳ね上がり、そのボリュームは約400%の急増を見せました。

昨年、GrayscaleがGBTCをスポットビットコインETFに変換する提案が米国証券取引委員会(SEC)に却下されました。しかし、Grayscaleはその決定に対して反論し続けており、最終的な裁定はまだ下されていません。The Block ResearchのリサーチアナリストであるRebecca Stevens氏は、BlackRockがスポットビットコインETFの許可を得られれば、Grayscaleもまた非換金信託株式の変更を進めるための道筋が明確になるとの見方を示しています。

2022年6月29日、SECはGrayscaleのBitcoin TrustをスポットETFに転換する試みを却下しました。これを受けて、Grayscaleはその日にSECに対して訴訟を起こし、決定に異議を唱えました。

これらの動きを見ていると、ビットコインETFの許可が下りれば、その後の暗号通貨市場の流れが大きく変わる可能性があるといえるでしょう。特に、大手プレーヤーであるBlackRockがビットコインETFを実現させることができれば、Grayscaleをはじめとする他の企業にも新たな展開の道が開かれるかもしれません。この結果が如何に市場に影響を与えるか、引き続き注視していきたいと思います。

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