「仮想通貨の給付金」という言葉を聞いたことはありますか?仮想通貨の給付金は、通常の給付金のように国から発行されるものではなく、ブロックチェーン技術を使ったサービスを提供している企業がマーケティングを目的に配布している仮想通貨です。通常の給付金と同じように、特定の条件を満たしている人は無料で受け取れます。
今回は仮想通貨の給付金について、仮想通貨の給付金とは何かというところから、仮想通貨の給付金における注意点まで、初心者にもわかるように解説します。
給付金となる仮想通貨は、配布された時はほとんど価値がありませんが、給付金を行っていることがニュースになると注目が集まり、一時的に価格が高騰する可能性があります。
高騰したタイミングで売却すると、無料で得た仮想通貨で大きな利益を得られるという投機的な性質をもつ通貨になります。
「仮想通貨の給付金」とは?
- 仮想通貨の給付金をエアドロップと呼ぶ場合もある
- 投機的ではあるが、仮想通貨の給付金で儲けることもできる
- 仮想通貨の給付金を配布する目的は、通貨やサービスの認知度を上げるため
仮想通貨の給付金を受け取る条件は多岐にわたるため、一概には言えませんが、仮想通貨の購入や取引、サービス利用など、仮想通貨取引所の利用が必須の場合が多いと言われています。
また、給付金を受け取り、日本円に換金して利益を得るためには、仮想通貨取引の口座が必要です。
仮想通貨の給付金に関する注意点は次の3点です。
仮想通貨の給付金の注意点
- 詐欺や悪用のリスクがある
- 税金がかかる場合がある
- 給付対象者は早めに応募する
詐欺や悪用のリスクがある
仮想通貨の給付金には詐欺にあったり、悪用されたりするリスクがあるため注意が必要です。
給付金をもらう際、メールアドレスの入力を求めらる場合があります。
伝えたメール宛に大量の広告を流したり、アドレスを使ってパスワードを試したりするなどの悪用される可能性があります。
メールアドレスを教えること自体は、給付金をもらうために必要な手順であるため、普段使っていないサブのアドレスなどで対策することをおすすめします。
また、メールやウォレットのパスワードを求めてくる場合もあります。
パスワードの要求は100%詐欺なので、絶対に教えてはいけません。
税金がかかる場合がある
給付金に対して税金がかかる場合があります。
仮想通貨の給付金は、配布された時点ではほとんど価値がないため、課税対象になりません。
しかし、配布された仮想通貨の価格が高騰し、売却したことで利益を得た場合、課税対象になるため注意が必要です。
不安な方や、給付金で得た金額が大きい場合は、税理士に相談するなどの対策をおすすめします。
給付対象者は早めに応募する
給付金の対象になった場合、早めに応募しましょう。
その理由は、自動で配布が行われる場合もあれば、応募フォームなどを使って申請する場合もあるからです。
前者であれば問題ありませんが、後者の場合、人数や期限を設けている場合があります。
条件を満たしていると、お知らせが届くようなこともないため、ニュースサイトやTwitterなどを使って情報を得るよう、心がけておくことをおすすめします。
また、給付金を受け取る際にガス代がかかって、給付金をもらったのに損することもあるため、事前にリサーチした上で対応しましょう。