生成式AI新興企業Togetherが1.025億ドルのAラウンド資金調達を完了

概要

生成式AI(人工知能)を専門とする新興企業Togetherが、Aラウンドの資金調達で1.025億ドルを集めました。このラウンドは、米国のベンチャーキャピタルであるKleiner Perkinsが主導し、NVIDIAやEmergence Capitalが続投しました。他にもNEA、Prosperity 7、Greycroft、137 Ventures、Lux Capital、Definition Capital、Long Journey Venturesなどが参加しています。

資金の使途

集められた資金は、人工知能アプリケーションのクラウドプラットフォームの改善、研究開発への投資、オープンソース人工知能への貢献、基盤設備の強化に使用されます。Togetherは2022年6月にサンフランシスコで設立され、オープンソースのAIクラウドソフトウェアを開発しています。チームは、Apple、ETH Zurichの経験者や、スタンフォード大学、カリフォルニア大学バークレー校、マサチューセッツ工科大学の学者から構成されています。

これまでの成果

Togetherはこれまでに、GPT-JT、OpenChatKit、RedPajamaなどのプロジェクトを発表し、数十万のAI開発者からの支持を得ています。また、分散型インフラストラクチャプロバイダー、オープンソースコミュニティ、学術および企業の研究ラボとの協力関係を築いています。大規模モデルの構築に特化したクラウドプラットフォームを通じて、分散型最適化の研究を行い、トレーニングと推論を効率的に拡張しています。今後数ヶ月で、このプラットフォームへのアクセスを開放する計画です。

まとめ

TogetherのAラウンド資金調達は、同社の技術革新と成長を加速させる重要なステップです。オープンソースAIとクラウドプラットフォームの開発に注力し、AI業界における新たな可能性を切り開くことが期待されます。

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