メタバース界の大手Animoca Brands、Web3決済アプリ「hi」に3000万ドル投資

1: Web3の新星「hi」、3000万ドルの巨額投資を獲得

Metaverseのゲーム開発やベンチャーキャピタルで知られる大手企業、Animoca Brandsが、Web3決済アプリおよびプロトコル「hi」に3000万ドル(約33億円)を投資しました。これに加えて、hiはAnimoca Brandsとのパートナーシップを締結。この新たな資金は、hiのアプリケーションの拡張と、Ethereum Virtual Machine(EVM)と互換性のあるhiプロトコルのメインネットの準備に使われる予定です。

2: 「新世代の銀行」hi、デジタルでの取引体験を提供

hiの共同創設者Sean Rach氏によれば、hiは「新世代の銀行」を目指しています。これは、ユーザーが暗号通貨またはフィアット通貨で取引を行える、純粋にデジタルベースのアプリケーションという意味です。2022年には、NFTの画像でカスタマイズ可能なデビットカードをMastercardと共同で発行しました。

3: グローバル展開を目指すhi

hiの主なユーザーベースは現在、欧州に集中しています。しかし、同社はアジアやラテンアメリカへの進出を計画しており、最終的には米国市場への進出も視野に入れています。ただし、これは規制が明確化されることが前提となります。また、hiは、KYC(Know Your Customer)プロセスにおいて「人間の身元証明(POHI)」の導入に努めています。これは、眼球スキャンなどを必要としない方法です。現在、hiのユーザー数は350万人、KYC対応のユーザー数は100万人に達しています。

4: 「hi」とAnimoca Brandsのパートナーシップ

この巨額の投資に加えて、hiはAnimoca Brandsとパートナーシップを結んだことも発表しました。これにより、hiはその潜在能力をより一層引き出すことが期待され、Web3の決済アプリとしての地位を強化する一方で、メタバースゲームの領域での新たな可能性も追求できるようになるでしょう。

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