【日本人初】Ethereum Foundation Next Billion Fellowshipに、ONGAESHIの開発運営を担うIGS代表福原正大が選出

  • 2023/8/21

ONGAESHIプロジェクトチームは、ONGAESHI(オンガエシ)の開発・運営を担う、Institution for a Global Society 株式会社(以下、IGS)代表取締役社長 福原正大が、「Ethereum Foundation Next Billion Fellowship」(以下、本フェローシップ)に日本人初の事例として選出されたことをお知らせします。社会課題を解決する、新しいWeb3のユースケースになると評価されたためです。国内外の教育格差の課題に挑戦するONGAESHIを推進するため、ネットワーク、開発、PRなどの様々な支援を、Ethereum Foundationから受けることになります。

この選出を記念して、福原が「Web3 を使った社会課題解決方法」をテーマに、ONGAESHIのオンラインイベント(8月31日19時~開催)に登壇いたします。

■Ethereum Foundation Next Billion Fellowshipとは

本フェローシップは、Ethereumが世界とその数十億人もの人々にもたらしうる価値を検証するために2021年に創設されました。選出されるフェローは、世界各地の実生活に根ざした課題を、Ethereumを活用して解決するプロジェクトやリサーチに取り組んでいます。Ethereum Foundationでは、フェローのストーリーを伝え、活動を支援することで、Ethereumの可能性とコミュニティの有意義な拡大を目指しています。フェローの活動はEthereum Foundationのブログなどで定期的に紹介される予定です。

〇2023年度の選出結果について

2023年度は、世界中から応募があった中、5名が選出されました。

■ONGAESHIの理念と仕組みを評価され、選出

福原は、代表取締役社長を務めるIGSのパーパスでも「分断なき持続可能な社会を実現するための手段を提供する」を掲げているように、教育格差をはじめとした様々な分断を、持続可能な方法で解消するために幅広く活動しています。IGSが開発・運営を担うONGAESHIは、まさにそれに向けた代表的な挑戦の一つです。

〇ONGAESHIの概要と評価された点

ONGAESHIは、ブロックチェーン技術を活用することで、従来の寄付や奨学金とは異なった方法で、学ぶための費用を持続可能な形で支援できる、教育・採用プラットフォームです。学びたい人の代わりに「スポンサー」が費用を負担し、学んだ人が企業に採用されると、人材育成の貢献金が還元されます。この新しい仕組み「連帯貢献システム」によって、人材育成に貢献したくなるインセンティブが設計されており、教育に対する持続的な資金流入を実現します。

ONGAESHIが解決できる領域は幅広く、例えば地方の教育資金確保の問題、あるいは社会人のリスキリング格差における問題などを解決する可能性を持っています。

ブロックチェーンの強みの一つは、従来設計することが難しかったインセンティブやコーディネーションの仕組みを実装できることです。そのような中、Ethereum Foundationには「教育」という公共財におけるインセンティブ設計に挑むONGAESHIの理念・仕組みを評価いただきました。

〇ONGAESHI NFTの仕組み

ONGAESHI NFTは、「学ぶ権利」をNFT化したものです。NFTの購入者(通称:スポンサー)が、応援したい人(通称:タレント)にNFTを貸し出すことで、学びたい人は無償で学ぶことができます。そして学んだタレントが転職すると、採用報酬金を受け取ったONGAESHIのエコシステムから、スポンサーに人材育成の貢献金としてトークンが還元されます。

■福原正大のコメント・プロフィール

〇コメント

教育格差の是正を目指すWeb3の新サービス「ONGAESHI」が評価をいただき、日本人では初めてEthereum Foundation Next Billion Fellowに選出いただいたことを光栄に思います。ONGAESHIはIGSが開発運営を担っていますが、10月にリリース後、徐々にDAO化を目指します。ONGAESHIの理念や仕組みに共感する全ての人に開かれたプラットフォームです。ONGAESHIを、世界に大きく広げられるよう支援をいただきながら進めてまいります。

〇プロフィール:Institution for a Global Society 株式会社 代表取締役社長 福原正大

Institution for a Global Society 株式会社 代表取締役社長 福原正大

Institution for a Global Society 株式会社 代表取締役社長 福原正大

慶應義塾大学卒業後、東京銀行(現:三菱UFJ銀行)に入行。フランスのビジネススクールINSEAD(欧州経営大学院)でMBA、グランゼコールHEC(パリ)で国際金融の修士号を最優秀賞で取得。筑波大学で博士号取得。2000年世界最大の資産運用会社バークレイズ・グローバル・インベスターズ入社。35歳にして最年少マネージングダイレクター、日本法人取締役に就任。2010年に、「人を幸せにする評価で、幸せをつくる人を、つくる」ことをビジョンにIGSを設立。 主な著書に『AI×ビッグデータが「人事」を変える』(朝日新聞出版社)、『日本企業のポテンシャルを解き放つ――DX×3P経営』(英治出版)など著書多数。慶應義塾大学経済学部特任教授、東京理科大学客員教授、一橋大学大学院特任教授を兼任。米日財団 Scott M. Johnson Fellow。Ethereum Foundation Next Billion Fellow。

■福原が「Web3 を使った社会課題解決方法」をテーマに登壇。ONGAESHIの関する説明会を開催

ONGAESHIへご関心がある方向けにオンライン説明会を開催します。

NFT・Web3・DAOの基礎知識、ONGAESHIの仕組みや参加方法のご説明の他、福原が「Web3 を使った社会課題解決方法」をテーマに講演いたします。

■APPENDIX1. Ethereumとは

Ethereumは、2015年に始動した、コミュニティによって運営されるパブリックブロックチェーンです。Ethereumの特徴の一つであるスマートコントラクトを用いて、現在、Ethereum上ではNFTを含む様々なトークンのほか、中央集権型の管理者がいない数千の「分散型アプリ」が稼働しています。また、活発なコミュニティと豊かなエコシステムをかかえており、世界中に存在する数千のエンジニアがオープンソースソフトウェアであるEthereumとその分散型アプリの開発に貢献しています

■APPENDIX2. 人材業界に第三の選択肢を。新サービス「ONGAESHI」概要

ONGAESHIは、人材業界に第三の選択肢をもたらす、デジタル人材の無償教育・採用一体型のサービスです。求職者(タレント)が転職に成功すると、人材育成に関わった人々に貢献金が支払われる仕組みにより、持続的な無償教育を実現。まずは喫緊の課題となっているデジタル人材不足の解消を目指します。

ONGAESHIの実現を目指し、ONGAESHIプロジェクトチームが2023年2月に発足。2023年10月よりサービスの正式リリースを予定しています。IGS、慶應義塾大学経済学部附属経済研究所FinTEKセンターや、東京理科大学インベストメント・マネジメントなどの7社が参画しています。

※参考:プレスリリース: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000115918.html 

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