Web3香港大会が近づき、6月に発表される可能性のある香港の暗号通貨新政策も加わり、市場は香港関連プロジェクトに非常に敏感になっています。しかし、4月9日の市場データによると、香港コンセプトを持つEtherPOAP OG NFTシリーズの底値は、わずか2日間で65%以上急落し、1.8 ETHを超えた後、0.61 ETHまで下落しました。

ソーシャルメディア上で、EtherPOAPのbioはHashkeyグループによって運営されていることが示されており、これが最初の0.02 ETHから1.8 ETHまでEtherPOAP OGの底値が上昇した理由の一つとされています。

バックグラウンドとタイミングが良いEtherPOAPに何が起こったのでしょうか？

新ルールでOGが労働者に
EtherPOAPチームは4月7日に、第二世代NFT（EtherARK PASS）の鋳造ルールを発表しました。公式情報によると、OG NFT所有者は、他人に0.1 ETHの価値のあるEtherARK PASSを鋳造するよう招待することで報酬を得ることができます。しかし、問題となっているのは、OG所有者と招待された第二世代NFT鋳造者の報酬が不均衡に分配されていることです。

1つのOG NFTを持っている古参プレイヤーは、10人の新人を招待することで、第二世代EtherARK PASSを1つ鋳造するよりもやっと報酬が得られます。50人を招待して得られる報酬は、第二世代EtherARK PASSを10枚鋳造するよりも低いです。持ち主が期待したOGのエンパワーメントは、地道な招待競争に終わり、招待報酬は新人にも及ばない。これが多くのOGプレイヤーの不満を引き起こし、OG NFTの底値が急落する原因となりました。

コミュニティの重要性
Web3に浸り続けている私たちは、コミュニティの重要性を熟知しています。最初のDeFiから、2年間発展を続けるNFT、昨年から主流の認識に入ったWeb3プロジェクト、すべてにおいてコミュニティは最も重要な要素となっています。

DeFiでは、Uniswapが開始したトークンのエアドロップがコミュニティガバナンスのためのOGの報酬として一般的になりました。NFTでは、コミュニティの冷却起動がプロジェクトの成功のために重要であり、コミュニティのOGは厳しい選抜を経て白リストに登録されることが一般的です。StepNを代表とするWeb3プロジェクトも、早期コミュニティの重要性を強調し、早期コミュニティのOGに対する報酬と認識がプロジェクト成功の鍵となります。

しかしながら、EtherPOAPはOGユーザーを放棄し、1つのEtherPOAP OGと1つのEtherARK PASSを持つユーザー間の報酬が約20倍も異なることは稀であり、多くのOG所有者の不満を引き起こし、バックエンドサポーターHashkeyが非難される原因となり、二次市場では大幅な変動が発生しました。

現在、EtherPOAPの公式アカウントはソーシャルメディア上でルールの再設定を発表しておりますが、OGへの報酬が改善されるかどうかは不明です。

https://opensea.io/ja/collection/etherpoap-og

NFT用語
POAP “Proof of Attendance Protocol” の略語で、NFTの世界でよく使われる用語です。POAPは、イベントやカンファレンス、ミートアップなどへの参加を証明するために使用されるNFTを指します。参加者は、このNFTを受け取ることで、特定のイベントへの参加を証明できます。それにより、将来的に特別な権利や割引を得られることがあります。POAPは、デジタルイベントやコミュニティ内でのエンゲージメントを促進するために使用されることが多いです。