ConsenSysのMetaMask Institutional、カストディ技術プロバイダーFireblocksと統合へ

Ethereumブロックチェーンの大手ソフトウェア開発者であるConsenSysは、その組織向けウォレット、MetaMask Institutionalが、デジタル資産管理ツールのスイートを提供するカストディ技術プロバイダーFireblocksと統合すると発表しました。

【Fireblocksとの統合】
この統合は2023年6月12日に開始予定で、Fireblocksを利用する機関投資家とビルダーにMetaMask Institutional(MMI)の全機能へのアクセスを提供します。プレスリリースによると、既に1,800以上の組織がFireblocksを使用しており、それらのアカウントはMMIに接続できるようになり、Aave、Lido、GMXなど17,000以上の分散型アプリケーション(dapps)で取引、借り入れ、投資が可能になります。

【Fireblocksとの連携の背景】
MetaMask Institutionalのグローバルプロダクトリード、Johann Bornman氏は、過去2年間でFireblocksとMetaMaskが多くの同じユーザーを共有していることが明らかになったとCoinDeskに語りました。「昨年、PermissionlessでFireblocksチームと直接会い、より形式的に協力する可能性について議論し始めました。それらの会話は私たち2つのグループが昨年を通じて会い、詳細をまとめるようになった結果でした。」

【MMIマーケットプレイスの設立】
この発表は、ConsenSysがMMI向けのマーケットプレイスを設立したことを発表した数週間後になります。ここでは、各企業がAllnodes、Blockdaemon、Kilnなどの様々なステーキングサービスから選択することが可能です。この統合とマーケットプレイスの設立により、MMIユーザーはデジタル資産の幅広い管理と活用を実現することができます。

【まとめ】
Ethereumエコシステムを支えるConsenSysのMetaMask InstitutionalがFireblocksと統合することで、より多くの機関投資家とビルダーがデフィとWeb3へのアクセスを広げることが可能となります。すでに大量のユーザーベースを持つFireblocksとの連携により、ユーザーはMMIを通じて17,000以上ものdappsで取引、借り入れ、投資を行うことができます。この統合は、デジタル資産をより活発に管理し、活用するための新たな道を開くこととなるでしょう。

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