携帯電話からクラウドコンピューティングまで、革新的なテクノロジーが登場するときには、つねに新たになセキュリティ脅威も表面化します。 今日、多くの企業が機密データの漏洩防止のために生成AIチャットアプリの使用を禁止し、イタリアではユーザーデータ保護が不十分であることを理由に生成AIツールを一時的に使用禁止しました。 生成AIに関するKPMGの調査によると、AIはビジネスに多大な影響をもたらすと予想されているものの、調査対象となったアメリカの経営層の大半は、現実に実装されるまでには今後数年を要すると考えていることが示されています。 また、経営層にとっての最大の懸念は、サイバーセキュリティ(81%)とデータプライバシー(78%)です。 企業の最高情報セキュリティ責任者(CISO)および最高情報責任者(CIO)は、AIによる革新的なイノベーションの実現と、データプライバシー規制順守の維持のバランスを保つ必要があります。 従業員が実験的にAIツールを試してみたにせよ、企業が戦略的アプローチを行ったにせよ、ひとたび企業が所有するデータがAIにさらされてしまうと、これを取り消すことはできません。 Cloudflareの共同創設者兼最高経営責任者(CEO)であるマシュー・プリンス(Matthew Prince)は、「今日、AIには大きな期待が寄せられていますが、適切なガードレールがなければ、企業に重大なリスクを与える危険性があります。企業の機密情報や顧客データを何の躊躇いもなくAIツールにアップロードできてしまいますが、データが一度でもAIのトレーニングに利用されたら、これを取り消すことは実質的に不可能です。もし、大学生のクラスに企業内のデータを扱わせるようなことがあれば、アクセスできるデータやその使い方について、明確なルールを設け、教育するでしょう。Cloudflareのゼロトラスト・スイートは、AIツール向けの保護策を提供する最初の製品であり、企業は、公開可能なデータのみが共有されることを確実にしつつ、AIの可能性やメリットを享受できるようになります」と述べています。 「Cloudflare One for AI」は、以下の通り、セキュリティやパフォーマンスを損なうことなく、最新の生成AIテクノロジーを利用できるシンプルでスピーディかつセキュアな方法を提供します。「Cloudflare One」を利用することで、AIツールの使用状況の可視化と測定が可能となり、データ損失防止やインテグレーションの管理が実現されます。 「Cloudflare Gateway」は、企業内でAIサービスを使用する従業員の数の観察を可能にし、予算計画や法人ライセンス契約に活用可能な情報を提供します。 「Service tokens」は、管理者にAPIリクエストの明確なログを提供し、AIトレーニングデータにアクセスできる特定のサービスを制御し、社内外で使用するChatGPTプラグインを構築する際にワンクリックでトークンを無効化できる機能を提供します。 「Cloudflare Tunnel」は、Cloudflareのネットワークへの暗号化されたアウトバウンド専用の接続を可能にします。すべてのリクエストが「Cloudflare One」によって保護されたサービス向けに設定・調整されたアクセスルールと照合されるか、担当部署がAIサービスのインフラへの接続を許可する準備が整ったタイミングでチェックされます。 Cloudflareのデータ損失防止(DLP)サービスは、従業員がデータを共有する際の安全策を提供します。事前に構成されたシンプルなオプションは、セキュリティ番号やクレジットカード番号などのデータをチェックし、カスタムスキャンは、特定の部署のデータ構成に基づくパターンを検出できます。より詳細なルールを設定すれば、大多数の部署や従業員により強力な制限をかけ、一部のユーザーに機密データを含むプロジェクトの実験を許可することさえ可能になります。 Cloudflareのクラウドアクセスセキュリティブローカー(CASB)サービスは、SaaSアプリの包括的な可視化と制御を提供します。「Cloudflare CASB」は、近日中に、企業の部署が使用するAIツールをスキャンし、構成ミスや誤用を検出できるようになります。 生成AIは、私たちの働き方を確実に変革させる、期待にあふれるテクノロジーです。このテクノロジーが進化を重ね、新たなツールとプラグインが開発される中、Cloudflareのプラットフォームによるセキュリティ・アプローチは、あらゆる企業に対して、ボトルネックを生み出すことなく生産性を向上し、最新のコンプライアンスを実行できるようにサポートします。 詳細については、以下のリソースをご確認ください。 Zero Trust Security for AI https://blog.cloudflare.com/zero-trust-ai-security/ Zero Trustへのロードマップ https://www.cloudflare.com/ja-jp/learning/insights-roadmap-zerotrust/ Cloudflare Developer Week 2023 https://www.cloudflare.com/ja-jp/developer-week/ Cloudflare(クラウドフレア)について Cloudflare, Inc.( https://www.cloudflare.com/ja-jp/ /@cloudflare)の使命は、より良いインターネットの構築をサポートすることです。Cloudflareの製品は、ハードウェアやソフトウェアの追加、コードの変更を行うことなく、あらゆるインターネットアプリケーションを保護、高速化します。Cloudflareのインテリジェントなグローバルネットワークを経由することによって、インターネットプロパティのすべてのトラフィックがリクエストを受け取るたびにスマートになります。その結果、パフォーマンスが大幅に向上し、スパムやその他の攻撃が減少します。Cloudflareは、2020年に「Reuters Events for Global Responsible Business」から表彰され、2021年にはFast Company「Most Innovative Companies」に選出、2022年にはNewsweek「Top 100 Most Loved Workplaces」にランクインしています。 将来予想に関する記述 本プレスリリースには、将来予想に関する記述(1933年米国証券法第27A条および1934年米国証券取引所法21E条(いずれもその後の改正を含む)に該当)があり、それらには重大なリスクおよび不確定要因が含まれています。 将来予想に関する記述は、「場合があります」、「つもりです、するでしょう」、「はずです」、「見込まれます」、「可能性を探ります」、「する計画です」、「予想します」、「かもしれません」、「意図しています」、「目標とします」、「見積ります」、「検討します」、「考えます」、「推測します」、「予測します」、「潜在的」、「引き続き」、またはそれらの否定表現、あるいは当社の予想、戦略、計画、または意図に関わるその他同様の用語もしくは表現によって識別することができます。 しかし、すべての将来予想に関する記述にこうした語句が含まれているわけではありません。 本プレスリリースで明示または黙示された将来予想に関する記述には、AI向けCloudflare OneおよびCloudflareの他の製品およびテクノロジーの性能と有効性、AI向けCloudflare OneおよびCloudflareの他の製品およびテクノロジーの使用によってお客様が得られるメリット、AI向けCloudflare Oneおよび関連するあらゆる機能がCloudflareのすべてのお客様(既存および見込み)にベータ版として公開、あるいは一般公開されるタイミング。Cloudflareの技術開発、将来の事業活動、成長、イニシアチブ、戦略、CloudflareのCEOなどのコメントが含まれますが、これらに限定はされません。当社が2023年4月27日に米国証券取引委員会(SEC)に提出した四半期報告書(フォーム10-Q)や当社がSECに随時提出するその他の文書で詳説するリスク(ただしこれらに限定はされない)をはじめ、さまざまな要因によって、上記の将来予想に関する記述で明示または黙示した結果と実際の結果との間に重大な相違が生じる可能性があります。 本プレスリリースに含まれる将来予想に関する記述は、あくまで記述当日現在の事象についてのみ言及しています。Cloudflareは、法律で義務付けられた場合を除き、本プレスリリースの日付以降の事象や状況を反映するために、あるいは新しい情報や予期しない事象の発生を反映するために、将来予想に関する記述を更新する義務を負いません。Cloudflareが将来予想に関する記述で開示した計画、意図、予想は実際に実行・達成されない場合があるため、当社の将来予想に関する記述に過剰に依存すべきではありません。 (C) 2023 Cloudflare, Inc. All rights reserved. Cloudflare、Cloudflareのロゴ、およびその他のCloudflareのマークは、米国およびその他の法域におけるCloudflare, Inc. の商標や登録商標です。本書に記載されているその他の商標および名称は、各所有者の商標である可能性があります。 |