世界最大の資産管理会社が仮想通貨市場に新たな一手

BlackRock、世界最大の資産管理会社が、スポットether ETFの立ち上げに向けて動いていることが明らかになりました。これは、木曜日の午後に行われた19b-4の提出書類によって確認されています。

Nasdaqは、BlackRockがデラウェア州にエンティティを登録する数時間後に、iShares Ethereum Trustと呼ばれる提案されたETFのための提出書類を行いました。この資産管理会社は、過去数ヶ月にわたって仮想通貨に対する関心を高めており、現在はスポットbitcoin ETFに関する証券取引委員会（SEC）からの決定を待っています。

提案されたether ETFは、Coinbase Custody Trust Companyをカストディアンとして使用する予定であり、CME CF Ether-Dollar Reference Rate – New York Variantを使用します。

BlackRockは、The Blockが以前に連絡を取った際、このファンドについてコメントを控えました。

Etherの価格は、「トラストの投資目的は、etherの価格のパフォーマンスを一般的に反映することである」とNasdaqが提出書類で述べたことにより、その日の早い段階で9.9%上昇し、CoinGeckoによると午後4時43分には2,066ドルに達しました。

Grayscale、Ark Invest、ProShares、Valkyrieを含む他の資産管理会社もスポットether ETFの申請を行っています。承認されるまでには数ヶ月かかる可能性があり、SECは既存の提案されたスポットbitcoinファンドの申請を何度も延期しています。

Nasdaqの提出書類は、Grayscale Investmentsにとっての最近の勝利を引用し、3人の判事がSECに対して、スポットbitcoin ETFの入札を再検討するよう命じ、スポットと先物ETFの異なる扱いに対処しました。これは、業界にとって最終的なスポットbitcoin製品に対する楽観主義を引き起こしました。SECが先物ベースのether ETFを承認しているため、スポットether製品の道を開くべきだとNasdaqは木曜日の提出書類で述べています。

「委員会がETH先物への露出を提供するETFを承認していることを考えると、それ自体が基礎となるスポットETH市場に基づいて価格が設定されているため、スポンサーは委員会もスポットETHへの露出を提供するETP、例えばトラストのようなものを承認する必要があると信じています」と提出書類には記載されています。

まとめ:

BlackRockによるiShares Ethereum Trust ETFの提案は、仮想通貨市場における新たな動きとして注目されています。Etherの価格は、このニュースによって既に上昇しており、業界全体がSECの承認を待ち望んでいます。この動きは、仮想通貨市場の成熟と、主流の金融商品としての地位を確立するための重要なステップと見なされています。