BlackRock CEO、仮想通貨を「デジタル・ゴールド」と表現、ビットコインを国際的な資産と位置付け

“金とビットコイン、どちらが資産運用の新たなスタンダードに?”
世界最大の資産運用会社BlackRockのCEO、Larry Fink氏は、FOXビジネスとのインタビューの中で仮想通貨を「デジタル・ゴールド」、ビットコイン(BTC)を国際的な資産と称した。氏によれば、仮想通貨の役割は、インフレや特定の国の問題、または自国通貨の価値下落に対するヘッジとしての金への投資をデジタル化することである。

ビットコインは、その国際性から金に対する代替資産として使用することが可能だとFink氏は説明している。実際に、先月にBlackRockはビットコインETF(上場投資信託)を申請している。

さらにFink氏は、「仮想通貨を民主化する一環としてスポットETFの提出を検討してほしい」と期待を示した。ETFが承認される可能性は50%であるとの見解も示している。

金は長らく実質通貨に代わる代替投資として定着してきた。しかし、過去十年間で仮想通貨の出現により、これが急速に資産としての代替投資になりつつある。ビットコインは市場価値の観点から見て、主導的な仮想通貨となっている。現在、CoinMarketCapによると、BTCの価格は30,484.52ドルで、時価総額は592,101,485,120ドルに上る。

一方で、Fink氏が「デジタル・ゴールド」と表現した仮想通貨、特にビットコインの将来はまだ不確定的である。それは、規制や市場の変動性、そしてテクノロジーの進化など、多くの要素によるものだ。しかし、金とビットコインが競合する投資アセットとしての役割を担いつつあることは明らかである。そして、その結果は金融市場における大きな変革をもたらす可能性がある。

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