ブロックチェーン技術は世界を変革する力を持っています。そのため、投資家たちはこの新たな技術を取り巻く環境を活性化させる方法を模索しています。ここでは、その一端を担う投資会社、ステップストーンVCに焦点を当ててみましょう。

“ステップストーンVC、ブロックチェーン専門の二つのファンドで約97億円を調達”

ステップストーングループのベンチャーキャピタル部門であるステップストーンVCは、ブロックチェーンに特化したプライベートエクイティファンドの二つのバージョンで合計約97億円を調達しました。これは、米国証券取引委員会への提出書類によって明らかにされました。ファンドの存在は昨年6月に明らかになっていましたが、先週の火曜日に公開された修正版で、初めて販売の数字が明らかになりました。

“詳細：ステップストーンVCの新たなブロックチェーンファンド”

米国ベースの「ステップストーンVCブロックチェーンI, L.P.」は、2022年6月7日の初売り以来、100人の投資家から約71億円を調達しています。同じ期間に、ケイマン諸島版のファンドは41人の投資家から約25億円を調達しました。

“ステップストーングループとステップストーンVC”

ステップストーンVCは2021年9月にグリーンスプリングアソシエイツ（当時の資産運用額は約2兆円）の買収によりステップストーングループに参加しました。ステップストーンVCは現在、30以上のファンドを持っており、最新のエントリーが初めて暗号通貨関連の名前を持つものとなりました。

“ステップストーングループの暗号通貨への進出”

ステップストーングループは、そのファンドの性質についてCoinDeskに対してコメントを控えていますが、これが同社の暗号通貨分野への初の進出ではありません。ステップストーングループは、昨年8月に発表された暗号通貨専門の会社コインファンドのWeb3ファンドに、限定パートナーとして参加していました。

“クリプト業界への信頼性を増す一石”

大手のプライベートマーケットファームからのこうした大規模な資金調達は、ブロックチェーンと暗号通貨業界への信頼性を増す重要な一石となります。私たちは引き続き、これらのファンドがどのようにブロックチェーン業界を形成し、新たな機会を創出していくかを見守ります。