BlackRock CEOが語る、ビットコイン急騰の背後にある“質への逃避

世界最大の資産運用会社BlackRockのCEO、ラリー・フィンクが、ビットコインの最新の価格上昇について、単なる噂以上のものであり、金や米国債と同様の「安全資産」としての役割を担っているとの見解を示しました。

  1. ビットコイン急騰の真実
    フィンク氏は、ビットコインの価格上昇が、彼の会社のスポットETF申請が規制当局によって承認されたという誤った噂によるものではないと明言。彼によれば、この急騰は「質への逃避」としての役割を果たしており、特に中東情勢の緊迫化を背景に、投資家が安全資産へと資金を移動させていることが要因と指摘しました。
  2. 暗号通貨、新たな安全港
    フィンク氏は、暗号通貨が金や米国債と同様、不確実性の高い市場環境で投資家からの信頼を集める「安全資産」となり得ると強調。さらに、ビットコインが「デジタルゴールド」として、世界の政府が管理する通貨に代わるものとなる可能性を示唆しています。
  3. スポットBitcoin ETF、市場へのインパクト
    BlackRockが提案しているスポットBitcoin ETFは、暗号通貨投資を「民主化」する可能性を秘めています。多くのアナリストが、このETFの承認がビットコインへの資本流入を促進し、価格に肯定的な影響を与えると予測しています。事実、承認の噂だけで価格は$30,000に迫る勢いを見せました。
  4. フィンク氏の見解の変遷
    興味深いことに、フィンク氏は2017年にはビットコインを「世界的なマネーロンダリングの指標」と批判的に評価していましたが、その見解は明らかに進化しています。

まとめ
ラリー・フィンク氏のコメントは、ビットコインやその他の暗号通貨が、今後とも金融市場において重要な役割を果たし続けることを示唆しています。不確実性の高い時代に、これらのデジタル資産がいかに「安全な避難所」として機能するかが、今後の市場の注目点となるでしょう。

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