PayPalが初めてのステーブルコイン「PYUSD」を発表

2023年8月7日、決済業界のリーダーであるPayPalがステーブルコイン「PYUSD」の発表をしました。これは、従来の暗号通貨企業を通さなくても、数百万人のユーザーが暗号通貨にアクセスできる新しい道を開きます。

PYUSDの特徴と利用方法

• 1:1の米ドルと交換可能
• PayPalまたはVenmoアプリで利用可能
• 購買、送金、他の暗号通貨との変換が可能

PayPal対Meta（旧Facebook）のステーブルコイン戦争

Metaが開発した失敗したステーブルコイン「Diem」とは対照的に、PayPalの進出は注目を集めました。Metaがプライバシーと金融の複合化で批判されたのに対し、PayPalはその強固なイメージと規制への対応で光り輝いています。

金利が支配する市場

現在の金利環境下で、各企業が自社のステーブルコインを発行することは、非常に魅力的です。Tetherが年間40億ドルの純利益を上げる中、PayPalも市場に参入し、大きな利益を上げる可能性があります。

銀行への脅威とステーブルコインの波

ステーブルコインは、銀行のレバレッジ貸付モデルへの脅威となります。PayPalなどの企業が提供するステーブルコインが、銀行への預金に対する真剣な代替手段となりつつあるのです。

ステーブルコインの勢いを増す

PayPalの市場参入は、VisaやMasterCardなどがステーブルコインの導入を加速させる可能性がある始まりに過ぎません。今回の発表が、産業全体での「ステーブルコインの春」への道を開くかもしれません。

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決済の巨人PayPalのステーブルコイン進出は、業界に新たな風を吹き込むものとなりそうです。今後の展開には目が離せません。ステーブルコイン戦争の新章が、ここに幕を開けました。