【要約】
・SNPITは“Snap to Earn”を掲げる国内最大級の写真系ブロックチェーンゲーム
・無料FPと有料SNPTという二層経済で、初心者でも「ポイ活」感覚で始めやすい
・NFTカメラの希少性が高く、ジェネシスモデルは依然として資産価値を保持
・H.I.S.提携により「旅行×写真×Earn」モデルが加速、観光促進アワードも受賞
・2025年6月時点の国内ユーザーは24万人、AR宝探しや公式マーケット実装が控える
1. SNPIT(スナップイット)とは
SNPITは写真撮影を通じて暗号資産を獲得できる「Snap to Earn」プラットフォームです。スマートフォンのカメラNFTを用い、日常の1枚がそのままトークン報酬に変わる点が最大の特徴です。2023年12月の正式リリース以降ユーザー数は右肩上がりで、2025年6月には国内だけで24万人に到達しました。上場企業グループが開発に関与し、秋元康氏らがアドバイザーを務める体制も信頼感を高めています。
2. 基本プレイとゲーム内エコシステム
2‑1 NFTカメラのレアリティ
- Common ~ Legendary の5段階
- 画質・効率・運・バッテリーの4ステータスをレベルアップ可能
2‑2 撮影と報酬フロー
- カメラNFTをセットして写真を撮影
- スタミナ消費に応じてSNPTトークンまたはFPポイントを獲得
- 撮影枚数はカメラ保有数で上限と回復速度が増加
2‑3 フォトバトルとコミュニティ要素
ユーザー投票型の「フォトバトル」に写真を出品すると、勝利報酬として追加SNPTやゲーム内アイテムを獲得できます。フレンドバトル機能も備え、家族・友人とのカジュアル対戦が盛況です。
3. 稼ぎ方:FPとSNPTの二層構造
モード | 報酬 | 主な使途 | 換金性 |
---|---|---|---|
無料撮影 | FP | ギフト券・BTC交換 | 〇 |
NFT撮影 | SNPT | 強化・修理・イベント参加 | ◎ |
2025年3月のアップデートでFP→BTC直接交換が解禁され、無課金でもビットコインを受け取れるようになりました。NFT保有者はPolygon上のSNPTを外部取引所へ送金でき、高レアカメラほど報酬効率が向上します。
4. SNPTトークンとNFTカメラ市場
4‑1 価格動向(2024‑2025)
- 上場初値:0.019 USD(2024年6月)
- 2025年5月末:0.00473 USDへ調整
市場全体の冷え込みで下落局面が続く一方、ゲーム内ユースケース拡充により長期的な需要創出が図られています。
4‑2 NFTカメラの価値維持策
ジェネシスカメラは総発行401個と希少で、Commonモデルでも数百MATICのフロアを維持。新規供給は「Non‑Genesis」に限定し、初期投資組の資産価値を守る方針が明確です。
5. 旅行×写真×Earn ― H.I.S.提携がもたらす新体験
H.I.S.モデルのカメラNFTは地域連動ボーナスを搭載し、指定都道府県での撮影報酬が最大20%上昇します。さらに「全国制覇スタンプラリーアルバムNFT」により、47都道府県制覇で特別称号とNFT抽選権を獲得可能。観光促進施策として高く評価され、Japan Tourism NFT Award 2024でグランプリを受賞しました。
6. プレイヤーコミュニティの評価
- 高評価ポイント:趣味の写真で収益化/家族や友人と共遊可能/運営の透明性
- 課題・要望:アプリの安定性向上/トークン価格低迷への対策/AI画像の不正検出強化
運営は広告収入や企業タイアップで外部資金を取り込み、単なるPonzi構造に陥らない経済設計を進めています。
7. ロードマップと将来展望
予定時期 | 主要アップデート | 期待効果 |
---|---|---|
2025年内 | 公式マーケットプレイス | NFT売買・レンタルのアプリ内完結 |
2025年内 | AR宝探しイベント | 位置情報×ARでリアル回遊を促進 |
2025年以降 | ギルド戦統合 | チーム対抗要素でコミュニティ活性化 |
未定 | 多言語サポート | グローバル展開・訪日客取り込み |
ニュース解説(2025年6月版)
- ユーザー24万人突破:公式Xスペースで発表。無料FP→BTC交換機能の影響でライト層が急増。
- 公式クレジットカード開始:ナッジ社と組み、利用額に応じて非ジェネシスカメラBOXを配布。オン/オフライン決済からゲーム経済へ資金循環を狙う。
- WHITE SCORPIONコラボ第二弾予告:4月の限定イベント好評を受け、夏季に新スキンとフォトコンテストを実施予定。
- AR宝探しβテスト決定:6月下旬に東京都内でクローズドテスト。参加条件はCommon以上のNFTカメラ保有。
SNPITは写真という普遍的な行為を軸に、GameFiとリアル産業をつなげる日本発の成功例として注目度を高めています。今後のアップデートとコラボ動向から目が離せません。