Chain of AllianceのAlpha 3.0とベータ移行を解説

Chain of AllianceのAlpha 3.0は、2023年10月に発表された開発版の更新だ。Assassinの職業、Shadebornの種族、デイリークエストなどが追加された。その後は戦闘システムを改修したベータ版へ進み、ゲームを支える基盤の構想も広がっている。ここでは当時の機能と後続の実績、2026年9月に確認できた公開情報を分けて解説する。

Alpha 3.0は2023年10月の開発版アップデート

Chain of Allianceは、ヒーローを組み合わせてパーティーを作り、ターン制の戦闘を行うRPGだ。開発元の公式Mediumは2023年10月19日、Alpha 3.0の更新内容を発表した。新たな職業や種族、日々の目標を加え、戦闘や育成を繰り返す動機を増やすアップデートだった。

当時の段階は、正式版の完成を意味するものではない。公式の更新一覧には、アルファ版でありデータが消去される可能性を示す注意書きをメインメニューに追加したとある。旧記事の紹介を、進行状況や獲得物が必ず永続する完成済みサービスの案内として読むのは適切ではない。

Decryptが同年10月に報じたシーズンの報酬も、地域ごとに異なる「ロケーションベース」の報酬ではなく、ランキングでの順位に応じた報酬という意味だった。戦闘ランクなどは前の版からの要素も含むため、すべてがAlpha 3.0で初めて導入されたとまとめるより、継続的な調整の一段階として捉える方が正確だ。

Assassinという職業とShadebornという種族の違い

Alpha 3.0で目立つ追加要素は、Assassinの職業とShadebornの種族だった。Assassinは攻撃を受け止めるより回避を重視し、特定の相手へ攻撃を集中させる設計と説明されている。相手に目印を付け、その相手に対して技能を使うことで追加効果を得るのが特徴だった。

公式記事は、目印のある相手にFlurryを使うと追加攻撃が生じる例を挙げている。一方、ShadebornはAssassin向けを意識して作られた種族だが、ほかの職業にも使えるとされた。種族名だけで技が決まる、あるいはShadebornなら無条件で連続攻撃できるという説明では、職業と技能の条件を混同してしまう。

この区別は、キャラクター育成の説明を読むときに役立つ。種族はキャラクターの土台、職業は戦闘上の役割、技能は個々の行動を表すものとして分けると、どの変更が編成に影響するのかが見えやすい。ただし、以上は2023年の発表に沿った整理であり、現在の数値や最適な編成を示す攻略情報ではない。後の版で調整が入る余地もある。

デイリークエストは勝敗以外の目標を加える仕組み

Alpha 3.0のデイリークエストは、一定時間ごとに課題を受け取り、達成に応じて週単位の進行を積み上げる仕組みとして説明された。勝ったか負けたかだけでなく、課題に合わせて遊び方を変えることにも意味を持たせる更新だった。

名称に「デイリー」とあっても、当時の補充間隔は6時間ごとで、同時に保持できる課題は最大四つだった。これは一日一回だけログインすれば必ず報酬が手に入るという条件とは違う。シーズンの対戦順位と、日々の課題達成による進行も、別の仕組みとして読まなければならない。

発表にある報酬は、遊ぶ動機を説明するゲーム内の要素である。現金で受け取れる利益や、取引市場で必ず売れるNFTと同一視はできない。参加条件、報酬の種類、受取期限、開発版でのリセットの扱いが変われば、同じ名称の企画でも意味は変わる。旧記事から現在の獲得額や換金性を推測することは避けたい。

2024年のベータ版では戦闘システム自体が変わった

開発元は2024年1月12日のロードマップで、2023年に予定していた内容の一部が2024年へ移ったと説明した。チーム拡充に加え、戦闘システムを練り直すことが日程変更の理由として挙げられた。この時点ではベータへの移行や経済機能の導入は計画であり、予告された機能がすべて完成していたわけではない。

その後、2024年5月7日の公式発表でベータ版の公開が告知された。戦闘エリアを2×2の配置に変更し、Action Pointsを廃止、技能を武器技能と職業技能に分けるなど、戦闘の理解しやすさを重視した変更が示されている。単に2023年版へ新しいキャラクターを追加しただけの更新ではなかった。

このため、Alpha 3.0の解説や当時の画像を、そのままベータ以降の操作説明に使うことはできない。比較する際には、職業名が同じかどうかだけでなく、行動に必要な条件、配置、状態効果の定義が変わっていないかを見る必要がある。ベータ版が公開された事実と、2026年現在も同じ版が動いていることも別に確認すべき事項だ。

NFTの所有とゲームを動かす基盤は同じではない

Chain of Allianceは、ヒーローなどをNFTとして扱う構想を掲げてきた。2023年の紹介では、キャラクターの成長や履歴をNFTと結び付けること、将来ほかのゲームと相互利用することが語られていた。しかし、NFTを持つことだけで、別のゲームがそのキャラクターの見た目や能力を再現してくれるわけではない。

この点は、開発元自身の後続発表にも表れている。2024年5月14日、同じ公式発信元はAlliance Gamesという、ゲームサーバーとデータ保管の分散化を目指す基盤構想を紹介した。単にゲーム内アイテムを記録するだけでは、開発会社が支援を止めた際のサーバーやデータの問題を解決できない、という課題を挙げている。

Chain of Allianceはその代表的なゲームとして位置付けられた。ただし、発表中の「常に利用できる」といった表現は開発側の目標・説明であり、本記事で停止しないことを検証したわけではない。NFTの記録、ゲームのルールを実行する環境、画面や画像を配信する仕組みは、それぞれ維持が必要になる。所有の記録と遊べる状態を分けて考えることが重要だ。

2026年に確認できた案内と未確認の範囲

2026年9月に確認したAlliance Gamesの公式GitBookは、Chain of Allianceを同基盤の代表作であるターン制パーティー編成RPGとして紹介している。ゲーム名が公式文書に残っていることは確認できた。一方、今回はプレイ用URLからゲーム内部の状態を読み取れず、ログインや対戦、NFTの作成・移転は試していない。

公式サイトの取得にも失敗したが、それだけでサービスの終了や開発中止を意味するとは判断できない。公開文書が残ることと、実際の対戦サーバーが正常に動くことのどちらも、もう一方を自動的に証明するものではない。現在の参加条件、対応環境、人口、報酬の提供状況は未確認としている。

また、2023年の記事にあった「今後数カ月でCOAトークンを公開」という説明は当時の予定だ。2024年1月にも同年中の公開予定が示されており、日程が変化していたことが分かる。現在のトークン情報を読む際には、同じ記号だけで旧ゲーム内通貨や後続基盤の権利を同一視せず、発行主体と用途を照合する必要がある。本記事では現在の購入先や利益を案内しない。

Alpha 3.0の歴史的な意味は、NFT保有の説明にとどまらず、職業の役割や繰り返し遊ぶ目標を増やそうとした点にある。その後の戦闘の改修と基盤構想まで見ることで、当時の完成像と、実際に公開された更新の違いを追える。

よくある質問

Q. Alpha 3.0は現在の最新版ですか?

A. 2023年10月の開発版です。2024年5月には戦闘方式を変更したベータ版の公開が公式発表されました。現在の最新版やゲーム内の動作は今回確認していません。

Q. ShadebornとAssassinは同じ意味ですか?

A. 当時の公式説明ではShadebornは種族、Assassinは職業です。ShadebornはAssassin向けを意識した設計ですが、ほかの職業にも利用できるとされていました。

Q. NFTを持っていれば必ず遊び続けられますか?

A. NFTの記録だけでは対戦サーバーや画面の提供を保証しません。Alliance Gamesの基盤構想と、実際のゲームの稼働・利用条件は区別して確認する必要があります。

この記事の出典

※本記事は公開情報をもとにした一般的な情報提供であり、投資の勧誘や助言ではありません。暗号資産・NFTの価格は大きく変動します。最新の情報は各公式発表をご確認ください。