トランプ元大統領、仮想通貨ウォレットやホテル売却から10億ドル超の収益を公表

2023年7月13日、ドナルド・トランプ元米国大統領は、改訂した金融開示書類を通じて、仮想通貨ウォレットや講演料、ワシントンD.Cのホテル売却による収入など、彼の広範で複雑な財務帝国についてより詳細な情報を提供しました。

元大統領は政府倫理局(Office of Government Ethics:OGE)に提出した開示書類で、これまで大まかな金額でしか公表していなかった様々な取り組みから得た10億ドル超の収入の詳細な合計額を提供する必要がありました。

これには、ドバイのゴルフコースからの収入が100万ドルから500万ドルという範囲で一度報告されましたが、OGEの開示書類ではその不動産管理に対して1,166,357ドルを稼いだと具体的に示しています。

同様に、ワシントンの彼のホテルを所有していたTrump Old Post Office LLCから得た収入は284.5百万ドルを報告しています。これには、彼が所有権を売却し、その売却から得た利益とその建物内の家具や設備を含めた売却益も含まれています。これは、以前の開示で「ホテル収入」による500万ドル以上の収入と報告したものから大幅に増加しています。

さらに新たな開示書類では、トランプ氏の非代替可能トークン(NFT)上の肖像を使用するライセンス料を受け取るCIC Digital LLCについてより詳細な情報を提供しています。この会社は、1,000ドル未満の残高を持つ米国の銀行口座と、25万ドルから50万ドルの間の残高を持つイーサリアムウォレットを所有しています。

また、新たな開示書類では、トランプのメディアおよびテクノロジーグループへの講演料として210万ドルが割り当てられ、その社会的メディア会社の90%の持分の価値を500万ドルから2500万ドルと評価しています。

これらの情報は、トランプ元大統領が白い家を去ってからの財務状況を最も詳細に示しており、おそらく厳しい大統領予備選挙に参加する彼の状況を示しています。トランプ氏が大統領在任中に自身のビジネス取引から身を引くことに失敗したことで民主党から攻撃を受けていますが、共和党の予備選挙の対立候補は彼の収入源について疑問を呈することはありませんでした。

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