昨今、仮想通貨がますます世界中で注目を集めていますが、特にビットコインはその代表格と言えるでしょう。そしてそのビットコイン市場に再び大きな動きが見られるという情報が入ってきました。資産管理大手のWisdomTreeが、なんと再度、ビットコインETFの申請を行ったのです。

ニューヨークに本社を構えるWisdomTreeは、2023年6月20日にビットコインのETF申請を再度行ったと報じられています。この申請が承認されれば、「WisdomTree Bitcoin Trust」という名称でCboe BZX Exchangeに上場される見込みです。

一部では、「信託」の名が付くが、これは実際には現物ETFとして機能するとの見方もあります。この点では、先日、同様の申請を行った大手投資管理会社のブラックロックと同じパターンとなるでしょう。

WisdomTreeが公表した申請書類によれば、彼らの投資目標はETFの運用に関連する費用や負債を考慮しつつ、ビットコインの価格変動に対するエクスポージャーを得ることとされています。そして、この基金は毎日、主要なビットコイン現物取引所からの取引流量を集約したCFビットコインUSセトルメント価格に基づいて評価される計画となっています。

このニュースは、先日行われたブラックロックのビットコインETF申請と合わせて、ビットコイン市場への関心が高まっていることを示しています。その一方で、このような動きが盛んになる背景には、ビットコインETFの認可が取引所や投資家にとって重要なマイルストーンとなるからです。これはビットコインの地位を確固たるものにし、より多くの投資家に仮想通貨への投資を促す可能性があります。