METAのQ1業績と元宇宙部門Reality Labsの損失問題:現状と展望

METAは2023年第1四半期における業績報告を行い、その内容は市場予想を上回るものでした。一方で、同社の元宇宙部門であるReality Labsが大幅な損失を計上し、その影響が業界全体に及んでいます。

METAは第1四半期において、総収入286.5億ドルを報告しました。これは分析師予想の276.7億ドルを大幅に上回る結果です。また、Facebookの月間アクティブユーザー(MAU)は29.9億人、日間アクティブユーザー(DAU)は20.4億人と、引き続き高いユーザーエンゲージメントを維持しています。広告収入も281.0億ドルと、前年同期比で4.1%増となりました。

このような結果を受け、METAは2023年第2四半期の業績予想を、収入295億ドルから320億ドルとし、これは分析師の予想である294.8億ドルを上回るものとなっています。

一方で、Reality LabsというMETAの元宇宙部門は、2023年第1四半期に40億ドルの損失を計上しました。これは、前年度の損失を上回る水準となっており、業界全体にとってショッキングなニュースとなりました。

しかし、ザッカーバーグCEOは、この損失に関連して「Metaが元宇宙から離れるとの噂は誤りである」という声明を発表しました。さらに彼は、元宇宙に対する投資と開発は長期的なビジョンであり、短期的な損失に動揺することはないとの立場を明確に示しています。

以上のような状況から、METAは引き続き元宇宙への投資を続ける方針であり、そのビジョンに対する信念を強く表明しています。今後の動向に注目が集まっています。

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