米SEC、ビットコインETF上場に向けてブラックロックとグレイスケールと協議

SEC、ビットコインETF上場に関する重要な協議を実施

2023年11月26日、米国証券取引委員会(SEC)は、ビットコインETF(上場投資信託)の上場に関連する重要な協議を行ったことが公式に発表されました。SECの公式ウェブサイトに掲載された二つのメモランダムによると、SECは資産管理大手のブラックロック(BlackRock)および暗号通貨投資会社グレイスケール(Grayscale)と、ビットコインETFの上場に関する具体的な議論を行ったことが明らかになりました。​

公開されたメモランダムによると、SECは11月20日にグレイスケールとの間で、グレイスケールビットコイン信託ETFの上場および交易に関する規則変更について協議を行いました。同日、SECは世界最大の資産管理会社であるブラックロックとも、iSharesビットコイン信託ETFの上場および交易に関する規則変更について話し合いを進めました。これらの動きは、ビットコインETF市場の発展における重要なステップと見なされています。​

さらに、メモランダムにはブラックロックが作成した2ページのプレゼンテーション資料が添付されており、ETFの赎回方式に関する二つのモデルが提案されています。一つは「実物赎回モデル(In-Kind Redemption Model)」、もう一つは「現金赎回モデル(In-Cash Redemption Model)」です。これらの提案は、ETFの流動性と市場への影響を考慮したもので、ビットコインETFの運用方法に新たな選択肢を提供する可能性があります。​

まとめ
SECによるビットコインETF上場に関する最近の協議は、暗号通貨市場における重要な進展を示しています。ブラックロックとグレイスケールとの間で行われた議論は、ビットコインETFの実現に向けた具体的なステップを示しており、ETFの赎回方式に関する新たな提案は、市場の流動性と安定性を高めるための重要な要素となるでしょう。これらの動きは、暗号通貨市場の成熟と規制環境の整備に向けた一歩と言えます。

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