2025年4月28日は、暗号資産の取引商品やサービスの切り替えと、月末の予定を確認する日です。Cboeはビットコイン指数先物の開始を計画し、BybitはWeb3ポイントを終了する日程を示しています。Aptosではステーキング報酬を下げる案が議論され、ドバイではTOKEN2049の開催が近づいています。本記事では4月28日午前を基準に、企業発表、当時の提案書、主催者の告知を照合しました。開始・終了の予定と実施済みの事実を区別し、利用者や市場参加者が何を確認すべきかを整理します。
Cboeは4月28日にBTC指数先物を開始する計画
Cboe Global Marketsは4月7日の発表で、Cboe FTSE Bitcoin Index先物を4月28日に開始する予定を示しました。取引市場はCboe Futures Exchange(CFE)で、規制上の審査を条件としています。名称の似たCboe Digitalの既存商品と同一視せず、どの市場でどの契約が取引されるのかを確認する必要があります。
対象は、FTSE Bitcoin Indexの値を10分の1にしたXBTF指数です。新先物は現金決済で、各月の最終営業日の午後に決済される設計と説明されています。現物BTCをウォレットへ受け取る商品ではなく、参照する指数の動きを取引する契約です。指数が10分の1で表示されることだけから、必要証拠金や損失の上限を判断することはできません。
先物が増えると、価格変動を取引したり、既存の保有資産のリスクを調整したりする方法が増えます。ただし、買いだけでなく売りにも使われるため、上場予定をBTCの値上がりが約束された材料と読むのは適切ではありません。取引開始後の出来高や未決済契約の残高、現物市場との価格差が、実際の利用を把握する手掛かりになります。日本時間の4月28日午前は米国の同日営業開始より早いことにも注意が必要です。この記事では当初の開始計画として記録し、実際に取引が始まったという確認とは分けています。
BybitはWeb3ポイント終了と、5月末のサービス整理を案内
Bybitは4月16日の自社発表で、Web3 Pointsを4月28日に終了する日程を示しました。さらに5月31日にはCloud Wallet、Keyless Wallet、NFT Marketplace、Dex Pro、Swap & Bridgeなどを段階的な整理の対象にするとしています。これは特定のWeb3サービスの再編であり、Bybitのすべての取引機能を同時に閉じるという発表ではありません。
一方、同社はSeed Phrase Wallet、Airdrop Arcade、Onchain Staking、DAppサービスを継続・強化する方針を示しています。終了予定のサービスに資産を置いている利用者には、期限までの引き出しや移転を案内しました。4月16日の段階では、期限後の回収を支援する仕組みも月末に案内する予定としていますが、支援方針の表明を理由に、どの資産でも無条件で回収できると考えることはできません。
こうした変更では、口座に残高があるかどうかだけでなく、どのウォレットやサービスに置かれているかが重要です。同じブランド名の画面で操作していても、保管方法や移転手順が異なる場合があります。別のウォレットへ移す際には対応ネットワークと受取資産を確認し、復元に必要な情報は第三者へ渡さず管理します。また、海外向けの発表は日本居住者へのサービス提供を保証するものではありません。ここでの終了日は当時の予定であり、現在の利用可否や回収手続きには最新の公式案内が必要です。
AptosのAIP-119は報酬を3.79%へ下げる草案
AptosのAIP-119は、ステーキング報酬率を段階的に引き下げ、3.79%とする案です。4月28日午前以前のGitHub版を確認すると、文書の状態はDraft、作成日は4月17日となっています。これは提案の段階であり、Aptos全体で既に報酬率が変わったことを示す記録ではありません。現行ファイルだけでは後日の編集が混ざるため、当時の版に基づいて内容を確認します。
提案文には、3カ月にわたり毎月1%ずつ減らすという記述と、影響を評価するため6カ月かけて実施するという記述が併存しています。そのため、この段階の資料から実装日程を一つに確定して伝えることはできません。狙いとしては、ステーキング以外の利用への資金配分を促すことが挙げられていますが、報酬の削減がどのような行動を生むかは提案者の見通しです。
草案自身も小規模なバリデーターへの影響を論点としています。バリデーターはネットワークの検証を担うため、その運用費用と報酬の関係は、参加者が継続できるかに関わります。ただし、文書内の採算表は手数料率や費用を置いた試算であり、特定数の事業者が撤退すると確定したものではありません。さらに、ステーキング報酬率と供給全体の増加率は同じ指標ではありません。供給への影響を考えるには、ステーキングされている数量なども見る必要があります。議論、正式な投票、実装という段階を追うことが重要です。
TOKEN2049は4月30日開幕予定、Eric Trump氏の登壇を告知
TOKEN2049の主催者は4月14日の公式投稿で、Eric Trump氏がドバイのイベントに登壇すると発表しました。開催日は4月30日から5月1日です。World Liberty Financialが協力する対談を、OKX Main Stageで行うと案内しています。話題として暗号資産、世界のビジネス、米国の影響力が挙げられています。4月28日の時点では登壇前の予定です。
Eric氏は当時の現職大統領ドナルド・トランプ氏の次男ですが、登壇者の立場と政府の公式発表は区別する必要があります。イベントでの発言が注目を集めても、それだけで法令や監督方針が変わるわけではありません。企業の計画、個人の見解、政府機関による決定のどれに当たるのかを確認することで、ニュースの意味を過大に受け取らずに済みます。
カンファレンスでは新サービスや提携が発表されることがありますが、登壇予定の段階で未公表の内容まで予想して事実のように書くことはできません。発表が出た後も、提携先が合意している範囲、提供開始の時期、利用できる地域、参加条件をそれぞれ確認する必要があります。ステーブルコインやウォレットなどは、デモの披露、試験提供、一般向けの提供開始で意味が異なります。この日の確認対象は主催者が公表した日時と登壇予定であり、会場で後日発表された内容を先取りして解釈するものではありません。
月末は米GDPと個人所得・支出の発表にも注目
米商務省経済分析局(BEA)の発表日程では、4月30日に2025年1〜3月期GDPの速報値と、3月の個人所得・支出が並んでいます。前者は米東部時間午前8時30分、後者は午前10時で、日本時間ではそれぞれ同日午後9時30分と午後11時です。両者は同じ日の予定でも発表時刻が異なります。日本の夜間に市場材料が続くため、米国の日時をそのまま日本時間と読み違えないようにします。
GDPは一定期間の経済活動を捉える統計で、個人所得・支出では家計の所得や消費、PCE価格指数などを確認できます。数値を見る際は、何月または何四半期を対象とするか、前月比なのか前年比なのかを確かめる必要があります。速報値は後から利用できる資料が増えることで改定される場合もあり、最初の発表だけで経済の状態を断定することはできません。
暗号資産市場でも、景気や物価に関する結果が金利見通しを通じて材料になることがあります。ただし、強い数字なら必ずBTCが上がる、弱い数字なら必ず下がるという単純な関係ではありません。市場が事前に何を織り込んでいたかによって反応は変わります。4月28日の段階では結果は未公表なので、ここでは予定の確認にとどめます。取引商品、サービスの終了、報酬制度の提案、イベント、統計という異なる予定を分けておくと、実施された事実と期待を混ぜずに翌日以降のニュースを追えます。
よくある質問
Q. Cboeの新しいBTC指数先物は現物の受渡しがありますか?
A. 4月7日の発表では現金決済の契約です。現物BTCをウォレットへ移す取引とは異なります。
Q. BybitのWeb3サービスはすべて終了する予定でしたか?
A. 4月16日の発表は一部サービスの整理です。Seed Phrase WalletやOnchain Stakingなどは継続・強化する方針が示されていました。
Q. AIP-119の報酬引下げは4月28日に実施済みでしたか?
A. 当時確認できる提案書はDraftです。提案の掲載と、投票を経た実装は区別する必要があります。
この記事の出典
- Cboe:4月7日付XBTF先物開始計画
- Bybit:4月16日付Web3サービス再編発表
- Aptos AIP-119:4月28日以前の草案
- TOKEN2049:4月14日付Eric Trump氏登壇告知
- BEA:2025年の統計発表日程
※本記事は公開情報をもとにした一般的な情報提供であり、投資の勧誘や助言ではありません。暗号資産・NFTの価格は大きく変動します。最新の情報は各公式発表をご確認ください。




