OArtsLab Farmersは、OArtsLabとThe Cryptonomistの協力企画として2023年に紹介された、AI生成画像を用いるNFTコレクションです。旧記事には同じ文章の重複や、Mint Pass、作品、トークン特典を一括して無料と読ませる表現がありました。当初の紹介と後続の発売案内を比べ、発行予定、費用、実際の提供確認を分けて読み直します。
2月の紹介と3月の発売案内を時系列で読む
The Cryptonomistは2023年2月1日、OArtsLabのMint Passに関係する第2のコレクションとしてFarmersを紹介しました。2月22日の後続記事では、3月10日に展開する予定と、1点0.01 BNBで5,000点を販売する計画が示されています。3月10日にも詳細を伝える記事が掲載されました。
元のNFT LABO記事は2月8日付なので、3月の詳細を当初から確定していた条件のように書くことはできません。本記事では、2月の紹介後に追加された情報として扱います。後続記事を確認することで内容は補えますが、記事の日付と、そこで説明されている実施予定日を区別する必要があります。
The Cryptonomist自身が協力する企画と明記しているため、これらは第三者による独立した品質評価ではなく、企画に関係する側の発信として読むのが適切です。魅力や投資機会を強調する表現もありますが、本稿ではその評価を引き継がず、数量や条件など確認可能な記載を取り上げます。
Mint PassとFarmersの数量は同じではない
旧記事はMint Passを1,000点、Farmersを5,000点と説明していました。この二つは別の対象であり、合計6,000点の同一コレクションという意味ではありません。Mint Passはコレクションへのアクセスに関わるもの、Farmersはその企画と結び付けられた作品群として紹介されています。
ただし、今回参照できた当時の紹介からは、Mint Passの1,000点という発行数を一次の契約記録までさかのぼって確定できませんでした。そのため、本稿では旧記事に書かれていた数字として区別し、検証済みの発行実績には使いません。パスを持つ人数や、実際に使われた回数も別の数値です。
一方、3月10日の当事者記事は、Farmers全体を5,602点、そのうちミントできる枠を5,000点と説明しています。旧記事の「5,000個に限定」は一般向けの枠を指していた可能性がありますが、残る602点の用途までは本文に示されていません。チーム用や報酬用などと推測で補わず、総数とミント対象を分けて記載します。
「無料の特典」とNFTの取得費用を分ける
2月の紹介には、Mint Passによるアクセスや、ミントした人へのPIGトークン特典が無料という表現がありました。しかし、後続記事ではFarmersの価格が0.01 BNBと記されています。追加トークンに別の代金を設定しないことと、NFT自体を無料で取得できることは同じではありません。
たとえば、当時の記載価格だけで10点分を計算すると0.1 BNBになります。これは価格の単位を理解するための計算で、現在購入できることや、別途費用がかからないことを示すものではありません。ネットワーク手数料や支払い時の条件まで含めた総額は、販売時点の案内や実際の処理内容で変わります。
旧記事の「すべて無料でアクセスできる」という要約は、パス、作品、追加特典の範囲を曖昧にしていました。パスの保有でどの作品を何点受け取れるか、別途ミントが必要か、期限があるかは個々のルールです。今回、その全条件を定めた現行規約は確認できておらず、保有者の永久的な無料権利として紹介できません。
PIGとOALは別のトークンとして案内された
2月1日の紹介はPIGの付与を取り上げ、2月22日の記事では1回のミントにつき6,000 PIGという計画が記されています。3月10日の記事は、PIGに加えてミント期間中の1,000 OALの配布にも触れています。後の案内では特典の説明が増えており、初期の短い紹介だけでは全体を把握できません。
同記事はOALをOArtsLab保有者向けの内部用途を持つトークンとして、PIGをPancakeSwapでの流動性やHubでのステーキングを予定するトークンとして説明しています。ただし、記事に計画があることと、配布や流動性の提供が実行されたことは別です。本稿では実際の受取履歴や残高を確認していません。
特に3月の記事のPIG配布時期には完売に関係する記述があり、ミント直後に必ず受け取れると単純化できません。付与条件と、もらったトークンを交換できる条件も別です。取引可能なプールが存在しても、希望する数量を希望する価格で売れるとは限らず、付与予定数を確定利益として扱うことはできません。
AI生成という説明から分かることの限界
当事者記事はFarmersをAIで生成したNFT作品と説明していますが、使用したモデル、入力素材、生成後の選別や修正の手順は詳しく示していません。AIを利用したと公表された企画としては紹介できても、完全に人手を介さず制作されたことや、すべての画像が技術的に重複しないことまで確認したわけではありません。
NFTを識別する番号が異なることと、画像の表現が独自であることも別の問題です。作品を評価するには、画像そのもの、制作過程、利用許諾などを見る必要があります。旧記事の「前例のない製品」という表現を支える比較資料は確認できないため、世界初や技術的優位性を示す文言は削除しました。
また、旧記事はNFTを作る人を「マイナー」と訳していましたが、元の紹介はミントする参加者を指しています。ここでのミントはNFTの発行・取得に関わる操作で、計算機を使ってブロック生成に参加するマイニングの説明ではありません。画像を作るAI、NFTを発行する処理、参加者へのトークン付与を三つの工程として分けると、企画の構造が読み取りやすくなります。
2026年に確認できた資料と現行提供の空白
2026年9月の調査では、2月1日、2月22日、3月10日の当事者記事を参照できました。一方、旧記事から案内されていたoarts.it、FarmersのHub、Rareboardの対象ページでは、現在の販売条件を確認できる本文を取得できませんでした。ページを取得できないことだけで、プロジェクトの終了や資産の消失を断定はしません。
同時に、旧リンクを現在も使える参加窓口として再掲載することも避けています。Farmersの実発行数、売り切れの有無、PIGとOALの配布完了、現在のHub稼働を裏付ける公式の更新や、照合済みコントラクトを確定できていないためです。現在のコイン価格サイトに同じ短い記号があっても、同一トークンとは限りません。
この企画を追うには、名称だけでなくチェーンとコントラクトを合わせ、作品の発行記録と特典の送付記録を別に調べる必要があります。予定5,000点が実際に何点発行されたかは供給記録、受取人へ報酬が届いたかは移転記録の問題です。宣伝記事の発行予定数を、そのまま販売実績へ置き換えないことが重要です。
本記事は2023年の企画を検証する記録であり、現在の日本居住者向け販売や受取資格を確認したものではありません。重複していた日中両言語の文章を整理し、価格や特典を保証する宣伝表現を取り除きました。残る価値は、パス、作品、追加トークンを組み合わせた当時の設計と、その後に具体化した案内を区別して読めることにあります。
よくある質問
Q. Farmersは全部で5,000点ですか?
A. 3月10日の当事者記事は総数5,602点、ミント可能な枠5,000点と説明しています。実際に発行された数までは今回確認できませんでした。
Q. 無料でNFTとトークンを取得できたのですか?
A. Farmersには1点0.01 BNBという当時の案内があります。トークン特典の無料という説明と、NFTの取得費用を混同しないでください。
Q. 現在もPIGやOALを受け取れますか?
A. 現行の受付条件や配布完了、対象コントラクトを確認できていません。2023年の案内を現在の受取手順として使うことはできません。
この記事の出典
- The Cryptonomist:OArtsLab Farmersの当初紹介(2023年2月1日)
- The Cryptonomist:3月10日の発売予定と条件(2023年2月22日)
- The Cryptonomist:Farmersの総数・価格・特典案内(2023年3月10日)
※本記事は公開情報をもとにした一般的な情報提供であり、投資の勧誘や助言ではありません。暗号資産・NFTの価格は大きく変動します。最新の情報は各公式発表をご確認ください。




