映像演出はAIと人間のコラボレーション!8月23日落合陽一×日本フィルプロジェクト VOL.7 《帰納する音楽会》(オーケストラコンサート)
- 2023/8/21
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「AIと人間のコラボレーションによる演出」/サテライト公演(国内4公演)決定。本公演のテーマでもある沖縄では首里城でクラシック演奏会が実現 |
公益財団法人日本フィルハーモニー交響楽団(東京都杉並区、理事長:平井俊邦)が2018年より継続主催する「落合陽一×日本フィルハーモニー交響楽団プロジェクト」。VOL.7となる《帰納する音楽会》」の本公演およびサテライト公演の詳細が決定しました。 |
落合陽一×日本フィルプロジェクトは、テクノロジーによりオーケストラの鑑賞体験をアップデートし、芸術文化により多様性の高い社会の構築と日本文化の発信を目指すプロジェクトです。音楽は耳で聴くものという常識にとらわれず、「五感で感じる、身体で聴く音楽」をコンセプトに、あらゆる方と楽しむ生の音楽の喜びを追及し、コロナ禍でもデジタルとリアルの融合に取り組んできました。制作が進んでいるVOL.7公演の詳細を追加発表いたします。 落合陽一(C)蜷川実花 ★8月23日《帰納する音楽会》では、AIと人間とのコラボレーション この度のVOL.7公演では、「AIと人間のコラボレーション」による映像演出に取り組みます。過去の公演では、「映像の奏者」WOW*が映像装置を楽器に見立てて、オーケストラとライブで共演してきました。今年は、ステージ上部に設置した2台の映像装置(3.5m×3.5m)にAIを使った映像を送出し、オーケストラと共演します。2台の映像の対比により、命令文の違いや複数のSEED値から生まれる異なるビジュアル、AIによるリアルタイムスイッチングなど、さまざまな演出を試みます。AIには公演ステートメントや楽曲を学習させ、WOWが演出する方向性を事前にインプット。音楽を聴いた時に、私たちが思い浮かべる「AIが想像しているであろう世界」ではなく、 AI自体が真に思い描く世界を映し出します 。「AIが “人間の業の集団” オーケストラのライブ演奏を聞いたらどんな映像が生まれるか」という、2023年ならではのチャレンジとなります。 また当日の会場では「人間が演奏しない音楽」「人間の身体だけで演奏する音楽」の対比を楽しむサプライズ演出も用意しています。 * https://www.w0w.co.jp/ 演出イメージ図 落合陽一×日本フィルプロジェクト VOL.7 《帰納する音楽会》 2023年8月23日(水)/東京オペラシティ コンサートホール https://japanphil.or.jp/concert/20230823 チラシPDF https://japanphil.or.jp/sites/default/files/2023-07/Japan_phil_kinou.pdf ★ライブならではの「五感で楽しむ」会場サービス 公演ロビーでは三線体験を開催、また泡盛試飲(有料)では、この日のために割材を開発し、泡盛の楽しみ方を提案する予定です。日本に根付く音楽とその背景の文化を新しい表現で伝え、鑑賞者の体験とし「帰納」する本公演。音楽による祝祭に溢れるプロジェクトによって、これまでのコンサートの常識=当たり前をゆるがす楽しい鑑賞体験を提供します。 ――――――――――― ★首里城でのクラシック演奏会が実現! 日本文化探訪企画の開始、「日本のオーケストラ」ならではの手法で日本の音楽と共演 今年からは、英国在住で日本を代表する作曲家・藤倉大氏とコラボレートし、オーケストラによる日本探訪「承前啓後継往開来」を始めます。日本各地の伝統的な音素材を紹介する企画の初年度は「琉球古典音楽」に着目し、沖縄で大切に保存継承されている琉球王国宮廷文化にオーケストラとテクノロジーを融合させた新作「Open Leaves」を8月23日に世界初演します。また、本公演後は「サテライト公演」を各地で開催。その最終地那覇では、 首里城でのクラシック演奏会が実現しました。 首里城関係者および博物館学芸員に確認したところ「首里城での西洋楽器の演奏記録は過去に存在しない」とコメントがあり、本公演が 首里城での史上初のクラシック演奏会 であることは間違いないと考えています。 琉球王国の文化が花開いた場所、首里城で、沖縄県立芸術大学の学生とともに、文化の継承と首里城復興の願いを込めて作品を奉納します。 落合陽一は、サテライト公演全公演において演出を務めます。 <サテライト公演> 2023年11月5日(日)/日下部民藝館[共催] 2023年11月6日(月)/枚方市総合文化芸術センター[共催] 2024年2月23日(金祝)/首里城世誇殿(協力:沖縄美ら島財団、沖縄県立芸術大学) 2024年2月24日(土)/琉球新報ホール (中央左)映像の奏者WOWの近藤樹と(右)落合陽一。首里城でのフィールドワークにて ――――――――――― 《帰納する音楽会》本公演 ■公演概要 日時:2023年8月23日(水)19:00 開演 (18:00 開場) 場所:東京オペラシティコンサートホール 住所:東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー3F https://japanphil.or.jp/concert/20230823 ■出演者 演出、監修:落合陽一 指揮:海老原光 映像の奏者:WOW ゲスト:辻彩奈(ヴァイオリン)* / 琉球古典音楽奏者**(歌三線:新垣俊道、大城貴幸、棚原健太 箏:池間北斗 笛:亀井美音 胡弓:前田博美 太鼓:久志大樹) 進行アシスタント:江原陽子 ■公演プログラム 植松伸夫:ファイナルファンタジーより オープニング・テーマ 藤倉大:Open Leaves ** (承前啓後継往開来I 日本フィルハーモニー交響楽団委嘱作品)[世界初演] 大栗裕:大阪俗謡による幻想曲 ヴィヴァルディ:《四季》より“夏” 全楽章 * ピアソラ:《ブエノスアイレスの四季》より“夏” * ヒナステラ:バレエ組曲《エスタンシア》第3曲 リスト:ハンガリー狂詩曲第2番 バーンスタイン:『ウェスト・サイド・ストーリー』《シンフォニック・ダンス》より“マンボ” ■会場チケット S席 大人¥8,000、子供¥2,500/A席 大人¥6,500、子供¥1,000 Ys席(25歳以下)・ダイバーシティ席(障害者手帳保持者)¥1,500 ※いずれも税込 ※子供:小学生~高校生(未就学児は入場できません)、Ys席:25歳以下の方対象/A席 ※Ys席・ダイバーシティ席は日本フィル・サービスセンターのみで取り扱います。 ▶チケット購入 日本フィル・サービスセンター TEL:03-5378-5911(平日10:00-17:00) https://eticket.japanphil.or.jp/ ■オンライン配信チケット 料金:¥5,000(税込) ▶購入方法 ―国内からの視聴(ライブ配信+アーカイブ配信 8/23(水)23:00~8/29(火)23:59 ※日本時間) 一般販売(国内) 6/9(金)10:00~8/29(火)21:00 Streaming+xMUSIC/SLASH URL https://eplus.jp/yoichiochiai-japanphil_s/ ▶クラウドファンディングREADYFOR (8/25(金)23:00まで) https://readyfor.jp/projects/vol7 「帰納する音楽会|8/25 あたりまえが、揺らぎだす。 」 コンサートの支援はコチラから。フィールドワークやワークショップを通した「音楽の喜びあい」を支援してくださるサポーターも募集しています。コンサートチケット付きプラン、海外からの視聴可能な配信チケットプランのほか、 首里城公演同行ツアーなど限定特典も ございます。ご支援はクラウドファンディング「READYFOR」で承っています。 ■落合陽一 × 日本フィルプロジェクトのこれまでの公演 ・VOL.1《耳で聴かない音楽会》2018年4月22日 https://youtu.be/wJEKht0zix0 ・VOL.2《変態する音楽会》2018年8月27日 https://youtu.be/PJ6gJrnMRSs ・VOL.3 Part1《耳で聴かない音楽会2019》2019年8月20日 https://youtu.be/aqDy9_Km5aM ・VOL.3 Part2 《交錯する音楽会》 2019年8月27日 https://youtu.be/jn5cg4YhRtk ・VOL.4《__する音楽会》 2020年10月13日 https://youtu.be/Ww9fLCB6-j0 ・VOL.5《醸化する音楽会》 2021年8月11日 https://youtu.be/Ek-M4d_oGU8 ・VOL.6《遍在する音楽会》 2022年8月25日 https://youtu.be/N9C74aZlo6I ■落合陽一氏ステートメント(抜粋) 人間を含むすべての生命の連鎖は,広大なデジタルの世界へとその活動領域を広げつつある.それは生命が新たな探索領域と揺籠を獲得し,肉体的な生死を超えてさらに洗練されはじめたことを意味する.この現代の生命の多彩な模様が動的に立ち上がる中で,我々は今,生命の歴史の重要な瞬間に立ち,計算機技術が世界および時空間にとらわれない自然の理解を再形成しつつある中にいる.今年,日本フィルハーモニー交響楽団との共演を通じて,私,落合陽一は長年根底に抱き,考え続けてきた理念,計算機自然(デジタルネイチャー)に回帰し,そのビジョンをより磨き輝かせながら,喜びを共有することを目指したい. 我々は計算機自然以後の新しいバナキュラーの芸術的探索,人類の経験を形成する豊かな文化の土壌の探索に着手する.これは今までの民藝的展開や縄文的展開,文献の調査のみならず,民族的調査も含む活動への展開を意味する.今回は沖縄でのフィールドワークを通じて,琉球音楽の魅惑的な旋律の中に現在の変容する自然観の中に新しい民俗と伝統を見出そうとしている.歴史的な通俗的な人々の生み出してきた響きを通じて,計算機自然(デジタルネイチャー)と人が共に織りなす音楽の可能性を探している. 落合陽一と日本フィルハーモニー交響楽団との共演は,これまでもこれからも計算機自然(デジタルネイチャー)が生み出す,人間の可能性の展開を称えるものであり,芸術・技術・自然が融合するものである.その喜びを共有したい. ■主催・企画・制作 公益財団法人日本フィルハーモニー交響楽団 ※令和5年度日本博2.0事業(補助型)(独立行政法人日本芸術文化振興会/文化庁) |