MetaMaskのpendingとnonce:追加操作の前に確認する順序
pendingと表示されたら、同じネットワークの公開取引記録を確認します。ウォレットのローカル表示とオンチェーンの処理状態は別に確認し、何度も送信を押す前に記録を整理します。

pendingと表示されたら、同じネットワークの公開取引記録を確認します。ウォレットのローカル表示とオンチェーンの処理状態は別に確認し、何度も送信を押す前に記録を整理します。
保留の確認表
| 項目 | 確認 |
|---|---|
| チェーン | ウォレットとエクスプローラーが同じか |
| ハッシュ | どの提出記録を見ているか |
| nonce | 同じアドレスからの取引順を扱う番号 |
| 状態 | 画面のpendingと公開記録の状態 |
| 手数料 | 当初の条件と追加操作の条件 |
古い番号から確認する
MetaMaskは同じnonceで置き換える仕組みと、先にある保留から扱う必要がある場合を説明しています。仮にnonce 9と10の記録があるなら、10を再送する前に9の状態も確認します。
取消しは巻戻しではない
speed upやcancelはまだネットワークで保留中の取引への操作で、確定した取引を戻す方法ではありません。置換が優先される保証もなく、費用・署名内容・処理済みの可能性を確認します。復元フレーズを要求する相手には渡しません。
現行資料は拡張機能v13.30以降の一部画面変更をMobile等と区別しています。古い画像の操作名を一律に指示しません。本稿では履歴消去、設定変更、置換、送金、署名は未実施です。
nonceの基本ルール
nonceは、同じアドレスから送った取引の通し番号です。最初の取引は0から始まり、1件ごとに1つずつ増えます。ネットワークは番号の順にしか取引を処理しないため、nonce 9が保留のままだと、後から送ったnonce 10や11も処理されずに待ち続けます。これが「1件詰まると後ろが全部止まる」現象の正体です。
置き換えの仕組み
保留中の取引は、同じnonceで手数料を上げた別の取引を送ると置き換えられます。MetaMaskのspeed upは同じ内容のまま手数料を上げて送り直す操作で、cancelは同じnonceで自分宛てに0 ETHを送る取引に置き換える操作です。広く使われているノードソフトGethは、置き換えに既定で10%以上の手数料引き上げを求めます(txpool.pricebump)。わずかな上乗せでは置き換えを受け付けないノードがある点に注意してください。
| 状況 | 考えられる原因 | 確認すること |
|---|---|---|
| 1件だけpending | 手数料が混雑時の水準より低い | エクスプローラーで同じハッシュの状態、現在の手数料水準 |
| 後続が全部pending | 前のnonceが未処理 | 最も小さい未処理nonceの取引 |
| cancel後も元の取引が通った | 置き換えより先に元の取引が処理された | 同じnonceのどちらが記録されたか |
やってはいけないこと
状態を確かめないまま送信を繰り返すと、同じ送金が二重に処理されることがあります。「詰まりを解消する」とDMで近づき、復元フレーズや秘密鍵を求める相手は詐欺です。サポートを名乗る相手でも渡さないでください。
出典と確認範囲
個別適用や説明の拡張時に確認する事項:実状態、版・ネットワーク、費用・置換条件を技術確認。


