Etherscanの取引記録を読む:送信先・状態・手数料を分ける
トランザクションハッシュは取引記録を特定する識別子です。Etherscanへハッシュを入力して公開記録を読む範囲では、ウォレット接続や復元フレーズの入力は不要です。ネットワークも先に確認します。

トランザクションハッシュは取引記録を特定する識別子です。Etherscanへハッシュを入力して公開記録を読む範囲では、ウォレット接続や復元フレーズの入力は不要です。ネットワークも先に確認します。
画面で読む項目
| 項目 | 区別すること |
|---|---|
| Status | 処理の状態。サービスの納品や返金の保証とは別 |
| From / To | 送信元と宛先。Toがコントラクトの場合もある |
| Value | ネイティブ通貨の値。トークン移動とは別欄 |
| Transaction Fee | 実際の手数料。送金額と混同しない |
| Token Transfers | トークン移動の表示。名前だけで真正性を決めない |
宛先と移動を合わせて読む
仮にコントラクトを呼び出してトークンを移した記録なら、Toだけで最終受取人を断定しません。処理とToken Transfersを照合します。Internal Transactions等の表示も、利用者が別に署名した独立の取引と同じ意味とは考えず、内部処理として確認します。
取引の成功とサービスの履行は別
Failedでも手数料が発生することがあります。Successは商品の納品、資産価値、取引先の正当性を証明しません。ハッシュ、チェーン、時刻、確認できない点を一緒に保存します。実在の被害を追跡した実績や持主を特定した原稿ではありません。
手数料欄の読み方
2021年8月のロンドン・アップグレード(EIP-1559)以降、Ethereumの手数料は「使ったガス量×実際のガス価格」で決まります。実際のガス価格は、ブロックごとに決まるBase Feeと、送信者が上乗せするPriority Fee(チップ)の合計です。Etherscanの取引画面では次の欄に分かれて表示されます。
| 欄 | 意味 |
|---|---|
| Gas Limit & Usage by Txn | 上限として指定したガス量と、実際に使った量 |
| Gas Fees | Base・Max・Max Priorityの各単価 |
| Burnt Fees | Base Fee分として焼却された額 |
| Transaction Fee | 送信者が実際に払った手数料の合計 |
Max Feeは支払ってもよい上限です。実際の支払いは上限より安くなることが多く、差額は差し引かれません。
そのほかの欄
- Block / Block Confirmations:どのブロックに入ったか、その後に何ブロック積まれたか
- Nonce:送信元アドレスの取引の通し番号。保留の原因を探すときに使う
- Input Data:コントラクトに渡した命令。「Decode Input Data」で関数名と引数が読める場合がある
- Method:呼び出した関数の名前の表示。名前は判別の手がかりで、安全の証明にはならない
詐欺の確認に使うとき
相手から「送金した」とハッシュを示されたら、自分でエクスプローラーを開いて入力します。相手が送ってきたリンクから開くと、見た目が同じ偽のエクスプローラーに誘導されることがあります。ハッシュ、チェーン名、日時、画面のスクリーンショットを残しておくと、相談窓口や警察へ説明するときに役立ちます。
出典と確認範囲
個別適用や説明の拡張時に確認する事項:最新表示、Internal表示の意味・手数料とネットワーク差を確認。
カテゴリETH


