アドレスポイズニング対策:先頭と末尾だけで送信先を決めない
履歴に以前の送信先と似たアドレスを混ぜ、誤ってコピーするよう誘導する攻撃があります。MetaMaskは途中も含む全体確認を説明しています。

履歴に以前の送信先と似たアドレスを混ぜ、誤ってコピーするよう誘導する攻撃があります。MetaMaskは途中も含む全体確認を説明しています。
架空の文字列の比較
正規候補 0xAAAA1111…2222BBBB / 似た別候補 0xAAAA9999…8888BBBB
これは省略した説明用の文字列で、有効な送金先ではありません。0xAAAA…BBBBという表示では違いが見えにくくなるため、正規に得た宛先と全体を照合します。
確認元を固定する
| 確認 | 目的 |
|---|---|
| 入手元 | 正規の相手・公式画面等で得た情報を使う |
| 履歴 | 履歴に出たことだけを本人確認にしない |
| 全体 | 省略部分、途中、チェーンを確認 |
| 貼付後 | クリップボードで変わっていないか確認 |
警告なしは安全の証明ではない
公式資料は類似アドレスへの警告を説明していますが、対象版・検知範囲は確認が必要です。警告がないから安全とは判断せず、未知の少額取引の送り主を正規の相手と考えないでください。
誤送信後の記録
ハッシュ、チェーン、宛先、時刻を保存して公式窓口や専門家へ示します。追跡と回収は別で、追加の回収費を払えば戻るとは保証しません。
よく使われる3つの手口
| 手口 | 中身 | 見分ける手がかり |
|---|---|---|
| 似たアドレスからの少額送金 | 先頭と末尾をあなたの取引相手に似せたアドレスを作り、少額や0の送金で履歴に紛れ込ませる | 覚えのない少額・0の入金が、送金直後に届いている |
| 0トークンの偽の転送記録 | あなたのアドレスから似たアドレスへ0トークンを送ったように見える記録を作る | 自分では署名していない「送信」記録がある |
| 偽トークンの送付 | 本物と同じ名前・記号のトークンを似たアドレスから送る | トークンのコントラクトアドレスが公式と違う |
どれも、送金先を履歴からコピーする習慣を狙っています。似たアドレスは専用ツールで大量に生成できるため、先頭と末尾の4〜6文字が一致していても本物の証拠になりません。
防ぐための習慣
- よく送る相手はウォレットのアドレス帳に登録し、履歴からコピーしない
- 初めての相手や高額の送金は、少額で試して相手に着金を確認してもらう
- ハードウェアウォレットを使う場合は、本体の画面に出たアドレスを全桁で照合する
- 覚えのない入金やトークンには触れない。売却や承認を試すと別の被害につながることがある
送ってしまったら
ブロックチェーンの送金は取り消せません。取引ハッシュ、送金先、日時を記録し、利用した取引所があれば窓口に連絡します。「手数料を払えば取り戻せる」と持ちかける回収業者は、二次被害の典型です。相談先は仮想通貨の詐欺相談窓口にまとめています。
出典と確認範囲
個別適用や説明の拡張時に確認する事項:警告の現在の対象、宛先の技術確認、救済を確認。


