2024年9月6日 仮想通貨ニュースまとめ:新たな取引プラットフォームとステーキングプロジェクトが注目

要約
2024年9月6日の仮想通貨ニュースは、多くのユーザーが関心を寄せるプロジェクトと市場の動向が話題となっています。新しい取引プラットフォームの登場、人気のステーキングプロジェクトの拡大など、多彩な内容が報じられました。特に、Solana上で展開される新しいAIデータ層プロジェクト「Grass」のエアドロップイベントや、ビットコインエコシステムで展開される流動性ステーキングプロジェクトが注目されています。

1. Solanaベースのプロジェクト「Grass」、空投に失望の声が多数

2024年9月5日、Solana上で展開されるAIデータ層プロジェクト「Grass」が、X(旧Twitter)を通じてトークンのエアドロップ配布を開始しました。総発行量の10%にあたるGRASSトークンが最初のエアドロップ対象となりましたが、ユーザー間ではエアドロップの量が予想を大きく下回り、ソーシャルメディア上では不満の声が広がっています。

例えば、あるユーザーは数百万ポイントを獲得しながらも、わずか63枚のGRASSトークンしか受け取れず、電気代すらカバーできないと嘆いています。特に、長期間にわたり貢献したユーザーたちは、エアドロップの結果に強い不満を抱いています。

GrassはAIモデルのトレーニングに必要なデータを提供する分散型ネットワークであり、AIとDepin技術をSolanaブロックチェーン上に統合しています。プロジェクトはすでに複数回の資金調達を成功させており、450万ドル以上の資金を集めています。

2. Babylonエコシステムの流動性ステーキングが拡大中

ビットコインエコシステム内で流動性を活用したステーキングがますます注目を集めています。Babylonエコシステムは、その特徴である「PoSチェーンのセキュリティ強化」と「ステーキングによる収益提供」で、すでに多くのビットコイン保有者を魅了しています。

特にLombard、Bedrock、PumpBTCなどの流動性ステーキングプロトコルが注目されています。これらのプロトコルは、Babylonの基盤上で構築され、ビットコインをステーキングすることで、流動性を維持しながら収益を得る仕組みを提供しています。例えば、LombardはビットコインをBabylonにステーキングし、代わりに流動性トークンLBTCを発行してDeFi活動に参加することができます。

2024年8月22日に始まったBabylonのメインネットフェーズ1では、わずか7ブロックで1000BTCの上限に到達しました。この急速な成長は、流動性ステーキングがいかに需要が高いかを示しています。

3. 新たな取引プラットフォーム「EllipX」が登場予定

2024年9月末に、元Mt.GoxのCEOであるマーク・カルプレス氏が新しい暗号通貨取引所「EllipX」をローンチする予定です。このプラットフォームは、特に透明性とユーザーの使いやすさに焦点を当てて設計されており、既存の取引プラットフォームとは一線を画すものと期待されています。

EllipXは、暗号通貨取引における透明性を強化するため、ニューヨーク証券取引所(NYSE)に似た構造を採用しています。さらに、カルプレス氏は、暗号通貨プロジェクトや取引所の評価システムを提供する非営利団体「Ungox」を立ち上げ、取引所に対する信頼性を高めることを目指しています。

4. ビットコインエコシステムでの流動性ステーキングプロジェクトが進化中

Babylonエコシステムの成長に伴い、複数の流動性ステーキングプロトコルが注目を集めています。特に、PumpBTCやBedrockなどのプロトコルが、ユーザーにさらなる収益を提供する方法として人気です。これらのプロジェクトは、ビットコインをBabylonにステーキングし、他のブロックチェーン上で流動性を利用することで、収益性を高めています。

5. OpenAI共同設立者によるAIスタートアップが10億ドルを調達

OpenAIの共同設立者であるIlya Sutskever氏が、新しいAIスタートアップ「Safe Superintelligence(SSI)」を立ち上げ、10億ドルの資金を調達しました。この資金は、安全で高度なAIシステムの開発に使用される予定で、特に人間の能力を超えるAIの構築に焦点が当てられています。

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