2024年8月19日の仮想通貨ニュース|DOGS日程とETH ETF

2024年8月19日の記事は、米大統領選の世論調査、RAREの急騰、Pump.funの損益、DOGSの配布、ETH現物ETFの資金動向を取り上げていました。日付や対象が省略された数字もあったため、確認できた資料に照らして説明を修正し、その後の日程変更と選挙結果を補います。

ハリス49%・トランプ45%は登録有権者の投票意向

8月18日に公表されたABC News・Washington Post・Ipsosの調査では、主要2候補を示した質問で、登録有権者の49%がハリス氏、45%がトランプ氏を選びました。これは当時の投票意向であり、副大統領や前大統領の職務をどう評価するかという支持率とは異なります。

調査を担当したLanger Research Associatesの資料によれば、実査は2024年8月9〜13日。Ipsos KnowledgePanelを使い、米国の成人2,336人を対象に英語とスペイン語で行われました。8月19日の記事に載ったからといって、19日当日の状況を測った調査ではありません。

対象を全成人にすると50%対45%、投票する可能性が高い人に絞ると51%対45%でした。さらに5候補を挙げる質問では、登録有権者は47%対44%です。同じ調査の中でも、質問と対象者を変えれば数字は変わります。候補者別の割合だけを抜き出さず、どの質問の誰の回答かを残すことが重要です。

調査方法の説明にある標本誤差±2ポイントは全標本についての値です。登録有権者などの部分集団や、2候補の差へ無条件に同じ数字を当てはめることはできません。こうした調査は投票日の結果を保証せず、暗号資産の価格予測を直接示すものでもありません。

その後の選挙結果と当時の調査は別の記録

2024年の米大統領選はすでに終了しています。米国立公文書記録管理局が掲載する確定した選挙人票は、トランプ氏312票、ハリス氏226票です。8月の全国調査と11月の選挙結果を同時点の数字として比べることはできません。

全国での投票意向と、州ごとに選挙人を選ぶ制度の結果も異なる指標です。全国で数ポイント先行する調査が一つあったことから、どの州で何票を獲得するかや勝利の確率をそのまま算出することはできません。調査から投票までには時間があり、回答者の意向や実際の投票参加も変わり得ます。

元記事は政治動向が市場へ影響する可能性に触れていましたが、この調査だけでRAREやETHの値動きの原因を説明する根拠はありません。本記事では候補者の優劣を投資判断へつなげず、2024年8月に公表された調査の内容と、その後の確定結果を分けて記録します。現在の選挙情勢を示す記事でもありません。

RAREの価格上昇とNFT市場の業績は同じではない

元記事はSuperRareのRAREが24時間で89.3%上昇したと記しました。しかし、比較した開始・終了時刻、価格の取得元、取引ペアが残っておらず、今回の確認ではその数値を同じ条件で再現できませんでした。別の時刻や取引所の上昇率へ置き換えて、元の数字が検証できたことにはしません。

確認できる関連発表として、Binanceは8月15日、RAREUSDT無期限契約を同日13時UTCに開始すると告知していました。これはRAREを参照するデリバティブ商品の取り扱いについての発表です。NFT作品の販売が増えたという報告ではなく、この発表だけから価格上昇の原因を確定することもできません。

SuperRareの公式ホワイトペーパーは、RAREをネットワークの運営やキュレーションに関わるトークンと説明しています。個別のNFT作品、RAREトークン、プラットフォーム上の売買金額は別の対象です。RAREの価格が上がったとしても、全作品の価格や運営会社の利益が同率で増えたとは言えません。

そのため、元記事の「NFT市場の活況やプロジェクトの成功が背景」という断定は外しました。価格変化を事業の評価に結び付けるなら、作品の売買件数、金額、利用状況など、対象と期間が一致した根拠が必要です。当時の取引商品発表も、現在の日本居住者向け取引案内としては扱いません。

Pump.funの「8割が損失」は集計条件を確認できていない

8月19日のCoinliveは、Xユーザーarndxt氏が共有したPump.funの取引統計として、利益を得た割合が20%、損失が80%という主張を紹介していました。100万ドル超の利益が70件、全体の0.0028%という数字も掲載されています。これは第三者の投稿を引用する報道であり、Pump.fun運営が利用者全員を調べた公式発表とは区別が必要です。

今回の確認では、当時の元データや計算用のクエリ、対象期間を再取得できませんでした。財布アドレスを数えているのか、複数アドレスを統合した人数なのかも確認できていません。一人が複数のアドレスを使う可能性がある以上、そのまま「全取引者の8割」と一般化することは避けます。

損益の定義も重要です。売却済みの取引だけを対象とした実現損益と、保有中の資産を時価で評価した損益では結果が変わります。手数料、外部から移した資産の取得費、Pump.funの外へ移った後の売買をどこまで含むかによっても違いが出ます。

したがって、ここではその数字を独立検証済みの損失確率として採用しません。「参加すれば80%の確率で損をする」という個人向けの予測でもありません。大きな利益を得た例だけを見て参加者全体を判断できない一方、出所と計算方法が曖昧な割合を精密な統計として使うこともできません。

DOGSは8月23日予定から26日へ変更された

8月19日の元記事は、DOGSのTGEを8月23日予定として紹介しました。TGEはトークンを発行・配布する節目を指す言葉ですが、請求受付、ウォレットへの受領、取引所での取引開始は、必ずしも同時ではありません。

その後の公式Telegram投稿は、取引所とTelegram Walletへの請求受付を8月23日16時UTCまで、自己管理型ウォレットへの請求開始を26日8時UTC、TGEと上場を26日12時UTCへ変更すると案内しました。Binanceの後続の公式告知でも、DOGSの取引開始時刻は8月26日12時UTCとされています。元の23日予定を最終日程として残すことはできません。

この投稿にある800万超という数字は、取引所やTelegram Walletへの直接入金を申請した確認済みユーザーについてのプロジェクト側の説明です。実際に全員が受領を完了した人数や、現在も利用を続けている人数とは異なります。元記事の600万超という途中時点の数字も、異なる時点の申請数と区別して読む必要があります。

これらはいずれも2024年の受付・上場予定に関する告知です。現在も同じ窓口で初期配布を請求できることや、すべての地域で取引できることを示しません。本記事では当時の日程変更を確認しており、個々の請求の完了や現行の参加資格までは検証していません。

8月12〜16日のETH現物ETFは約1,410万ドルの純流出

元記事の「先週」は、2024年8月12〜16日の米国市場の5営業日として確認します。Farside Investorsの公開履歴にある日次合計は、順に500万ドル、2,430万ドル、1,080万ドルの純流入、3,920万ドル、1,500万ドルの純流出です。掲載値を足すと、週全体では約1,410万ドルの純流出になります。

商品別に同じ5日分を合算すると、BlackRockのETHAは7,630万ドル、FidelityのFETHは2,570万ドルの純流入、GrayscaleのETHEは1億1,810万ドルの純流出でした。元記事の全体1,416万ドルや各商品の細かな金額とは差があります。丸めやデータ更新のどちらによる差かを確定できないため、本記事では現在確認できる公開表の掲載値と計算期間を示しています。

Farsideは資金フローを集計する事業者であり、今回の計算は各発行者の資料を独自に全件再集計したものではありません。また、純流出はETFが取引所で売買された金額や、保有するETHの時価下落額と同じではありません。一部商品の資金流入が、別の商品からの流出を相殺していた週でした。

この一覧だけでは、ETHEから退出した人がETHAへ乗り換えたのかは追跡できません。全国調査、トークン価格、損益統計、配布日程、ETFフローは、それぞれ対象も測り方も違います。ひとまとめに「市場全体が強気・弱気」と結論付けず、日付と集計範囲をそろえて読むことが、この日のニュースを理解するうえで役立ちます。

よくある質問

Q. ハリス49%・トランプ45%は選挙結果ですか?

A. 2024年8月の調査で、主要2候補を示した場合の登録有権者の投票意向です。11月の確定結果や職務への支持率ではありません。

Q. DOGSのTGEは8月23日に確定していたのですか?

A. その後の公式発表でTGEと上場は2024年8月26日12時UTCへ変更されました。元記事は途中段階の予定でした。

Q. Pump.funの損失80%は検証済みですか?

A. 当時の第三者投稿を紹介する報道は確認できますが、元データや対象期間、損益の計算条件を再現できていません。参加者全体の確定した損失割合としては扱えません。

この記事の出典

※本記事は公開情報をもとにした一般的な情報提供であり、投資の勧誘や助言ではありません。暗号資産・NFTの価格は大きく変動します。最新の情報は各公式発表をご確認ください。