double jump.tokyoは2023年3月23日、Stargazerが手掛ける対戦型オンラインRPG「9Lives Arena」のHOME Verse参加を発表しました。HOME Verseは、ゲーム向けブロックチェーンOasys上に構築されたLayer 2の基盤です。
その後、2023年12月27日のサービス開始と、NFTを扱うマーケットプレイスの整備が公表されています。参加の決定、ゲームの提供、アイテム取引という三つの段階を分け、公式発表から何が分かるのかを整理します。2026年9月27日時点の確認は公開ページが中心で、実際のゲームへのログインや対戦は行っていません。
2023年3月の参加決定と、12月のサービス開始
最初の発表は、9Lives ArenaがHOME Verseのゲーム群に加わるというニュースでした。発表文はPC向けの対戦型オンラインRPGとして、対戦、育成、資源収集、装備づくりといった特徴を紹介しています。3月23日がHOME Verse上でのサービス開始日だったとは書かれていません。
開始日を明示したのは、double jump.tokyoによる2024年1月の後続発表です。そこでは2023年12月27日からHOME Verseでサービスを始め、配信プラットフォームをEpic Games、対応機種をPC、言語を英語としています。初期の参加表明から、実際に提供する段階へ進んだことが確認できます。
この時系列は、ブロックチェーンゲームのニュースを読むうえで重要です。ある基盤に参加するという合意と、利用者がゲームを入手する時期は一致するとは限りません。また、海外向け配信や日本語の紹介記事があることだけで、ゲーム本体の日本語対応まで判断することはできません。
ゲームを作るStargazerと、基盤を運営する会社の違い
9Lives Arenaの開発会社として記載されているのはStargazerです。一方、double jump.tokyoはHOME Verseを開発・運営する会社で、ゲームとブロックチェーン基盤の担当が分かれています。Oasys、HOME Verse、9Lives Arenaは、同じものを別の名前で呼んでいるわけではありません。
2023年の発表は、HOME VerseをOasys上でOptimistic Rollupを利用して構築したLayer 2と説明しました。利用者にとっては、ゲーム内NFTをどのネットワーク上で扱うかを理解するための情報です。HOME Verseへの参加という説明から、対戦中のあらゆる動作まで一つずつブロックチェーンに記録されると推定する必要はありません。
提供会社はHOME Verseの特徴として高速な処理やガス代無料を挙げています。ただし、ネットワーク上の取引に関する説明と、ゲームやNFTを入手する費用は別です。通信環境、PC、販売されるアイテムなどを含めて、利用にかかる費用のすべてがなくなるという意味ではありません。
対戦とパーマデス、育成が残る仕組み
ゲームの主軸は、プレイヤー同士が戦うPvPです。相手の動きを読み、攻撃や防御のタイミングを選び、自分の戦い方に合うキャラクターを育てる設計として紹介されました。NFTの保有数を競うことよりも、対戦そのものの操作や戦略を中心に据えた説明です。
特徴の一つが、敗北によってキャラクターの命が失われるパーマデスの仕組みです。2024年の日本語発表では、練習用の場と本番の対戦を分け、本番で負けるとライフが減るとしています。九つを失った後にはスピリットとして新たな過程へ進むという説明もあり、単純にアカウント全体を削除するルールではありません。
同時に、成長を継続する「永続的な進行」も強調されています。ただし、進行が残るという表現を、装備もキャラクターも一切失わないことだと読み替えるのは適切ではありません。どの要素が失われ、どの要素が次の育成に引き継がれるかは、実際に利用する版のゲーム内説明で確認すべき事項です。ここでは発表時点の設計として紹介します。
Ooogy、釣り、宝探しを対戦につなぐ
Ooogy(ウーギー)は、資源集めやアイテム作成を担う仮想の仲間です。プレイヤーがログアウトしている間にも働くという設計が紹介され、対戦以外の時間を装備づくりや育成につなぐ役割を持たせています。自動で作業するゲーム要素であって、現実のお金を必ず得られる仕組みと説明されたものではありません。
釣りは、Ooogyの餌を得たり、競技ランキングを楽しんだりする要素として案内されました。また、釣りで入手した宝の地図を使い、Ooogyを宝探しへ派遣する流れもあります。対戦だけを繰り返すのではなく、収集、制作、探索を行き来するゲームとして設計されていたことが分かります。
こうした要素を見る際には、オフライン中の作業にも条件やゲーム上の制約があり得ることを念頭に置きたいところです。宣伝文の「働き続ける」という表現から、無制限の資源獲得や、常に同じ成果が得られると考えることはできません。育成の楽しさと、NFTを売買する際の価値判断も分けて扱う必要があります。
NFT販売から公式マーケットプレイスの整備へ
2024年1月のサービス開始発表では、乗り物であるマウントやOoogyなどのNFTを、公式サイトでクレジットカードまたはOASを使って購入できると案内しました。OASはOasysのネイティブトークンです。これは当時の購入方法を示す情報で、現在も同じ窓口や条件で決済できることを確認したものではありません。
同月18日の後続発表では、HOME VerseがAlturaとSingularityと提携し、両社の機能を使って9Lives Arenaの公式マーケットプレイスを構築したと説明しています。ソーシャルログインやカード決済への対応など、ブロックチェーン取引に慣れていない利用者が参加しやすい手順を整える取り組みでした。
この発表には、ゲーム内の行動に応じて変化するNFTや、NFTを消費してアイテムを交換する仕組みも紹介されています。取引できることと、将来も買い手がいることは同じではありません。ゲーム内の希少性、利用できる機能、市場での取引量は別の情報であり、運営の発表だけから収益や流動性を保証することはできません。
2026年時点では公開ページと実稼働を区別する
2026年9月27日の確認では、HOME Verseのゲーム紹介ページに9Lives Arenaが掲載され、状態は「Playable」と表示されていました。これは運営側の公開表示として確認できます。一方、ゲーム公式サイトの取得ではエラーとなり、Epic Gamesの案内ページも取得方法によって本文やページ未検出が返るなど、結果が一致しませんでした。
そのため、日本から現在ダウンロードし、ログインして対戦までできるかは本記事では確認できていません。取得できないページがあるという理由だけで、サービス終了や日本での利用禁止とも断定していません。過去の配信実績、現在の掲載表示、実際のサーバー稼働は分けて判断する必要があります。
参加を考える場合は、まず公式の最新告知と配信ストアで、対応環境、提供地域、必要なアカウント、利用規約を確認するのが順序です。そのうえで、購入を伴わずに確認できる範囲からゲームの提供状況を確かめると、古いNFT販売告知を現在の案内と取り違えずに済みます。2023年のHOME Verse参加は出発点であり、その後の提供状況を追って初めて、今の利用判断に役立つ情報になります。
よくある質問
Q. HOME Verseへの参加発表日がサービス開始日ですか?
A. 異なります。参加発表は2023年3月23日で、後続の公式発表が示すHOME Verseでのサービス開始日は2023年12月27日です。
Q. ガス代無料ならNFTも無料でもらえますか?
A. ガス代はネットワーク取引に関する費用の説明です。NFT自体の販売価格とは異なり、当時の公式発表にはカードやOASを用いる販売が案内されています。
Q. 現在、日本語で遊べることは確認できていますか?
A. 2024年の公式資料は対応言語を英語としています。2026年9月27日の調査では、日本語対応や日本からの実際のログイン・対戦は確認できていません。
この記事の出典
- double jump.tokyo:HOME Verse参加発表(2023年3月23日)
- double jump.tokyo:サービス開始発表(2024年1月10日)
- double jump.tokyo:Altura・Singularityとの提携(2024年1月18日)
- HOME Verse:9Lives Arena紹介ページ
- double jump.tokyo:NFTとEpic Gamesでの提供案内(2024年2月21日)
※本記事は公開情報をもとにした一般的な情報提供であり、投資の勧誘や助言ではありません。暗号資産・NFTの価格は大きく変動します。最新の情報は各公式発表をご確認ください。




