インサイダー兄貴(@qwatio)2.1億ドル損失全解説

要約

ショート清算:1.5時間で2.1億ドル消失
背景高騰:BTCが史上高値12万ドル突破
証拠金激減:残高5,800万ドル・余力158万ドル
市場反応:SNSで高レバリスクに警鐘

インサイダー兄貴 巨額損失――何が起きたのか。
結論から言えば、BTC強気相場に逆張りし続けた50倍ショートが一気に清算され、わずか1時間半で2.1億ドルが蒸発した。この記事では“なぜ”を時系列で検証し、リスク管理の教訓を提示する。

事件の概要

1.5時間で全清算。 2025年7月14日未明、BTCは12万ドルを突破し、@qwatioの高倍率ショート(総額約2.7億ドル)が次々と強制決済された。

清算前のポジション規模

  • BTC: 1,273.58 BTC @ 117,829 USD(40×)
  • ETH: 33,742 ETH @ 2,966 USD(25×)
  • FARTCOIN: 1,500万枚 @ 1.2543 USD(25×)

清算トリガーとなった市場要因

ETF資金流入が買い圧力を増幅。 ブラックロックのIBIT現物ETFに17.6億ドルが流入し、売り方を一掃するショートスクイーズが発生。

SNS・コミュニティの反応

同情よりも揶揄。 Redditでは「One of us」と茶化す投稿が上位を占め、高レバ禁止論も噴出。

  • 「清算ボタンを連打するgif」
  • 「QWATIO=食われちまったよ」語呂合わせ

他トレーダーとの比較

リスク管理が明暗を分けた。

  • James Wynn:105k割れでロング949 BTC清算、資産99%減
  • AguilaTrades:20×ロング3,000 BTCを維持し急落で回復

今回の教訓

高レバレッジは想定外に弱い。

  1. 清算は連鎖する——市場流動性が薄い時間帯ほど危険
  2. ETF資金流入などファンダ要因が重なるとリスク急増
  3. 資金管理なしのナンピンは「最後の一滴」まで溶かす

▽ FAQ

Q. インサイダー兄貴が失った総額は?
A. BTC・ETHなどの強制決済で約2.1億ドルを失いました。

Q. 清算は何時間で起きた?
A. 2025年7月14日未明の約1.5時間で完了しました。

Q. レバレッジ倍率は?
A. 最大でBTC40倍、ETH・ミームコイン25倍でした。

Q. 清算後の証拠金はいくら?
A. 約158万ドルのみ残り、ポジションも5,800万ドルに縮小。

Q. その後の相場で回復した?
A. 翌日の急落で197万ドルを回収したが総損失は依然大きい。

■ ニュース解説

今回の事例はハイレバレッジ清算リスクを象徴する。ETF資金流入というファンダメンタルと、薄商い時間帯の機械的清算が重なり、短時間で2億ドル超が消失した点は注目すべきだ。規制議論はまだ具体化していないが、取引所側の証拠金基準見直しが議論される可能性がある。

(出典:ArkhamOnchainLens,r/cryptomarkets スレッド,BlockBeats,Lookonchain オンチェーン解析,Hyperliquid 清算ログ