【2025】7月仮想通貨ニュース総まとめ

▽要約

ビットコイン高騰:11.7万ドル突破、ETF流入45億ドル
アルトETF旋風:Solana上場で資金ローテ進行
規制ラッシュ:米減税法案と香港ステーブル新法
企業買い増し:BNB・BTCを財庫&準備資産に採用
BTCFi躍進:Babylon残高5.7万BTC、利回り8%台

「7月の暗号資産マーケットで本当に押さえるべきポイントは?」
ビットコインの史上高値更新と規制枠組みの整備が並走し、機関マネーが“利回り付きアルト”へ循環した。価格要因・法制度・資金フローを一気に俯瞰し、8月相場で取るべき戦略を短時間で把握できる。

市場ハイライト:BTC11.7万ドルと続くETF資金流入

ETF純流入45億ドルが下値を支え、7月14日にビットコインは117,000ドルへ急伸した。
ETF累計流入は573.9億ドル、ドミナンスは月間4pt低下しアルトへ循環。

トリガーとなったショートスクイーズ

115,000ドルで7.6億ドル相当のショート清算が発生し、FOMOを誘発。

アルトETFとトークン化株式の台頭

SolanaステーキングETF上場と株式トークン化が“利回り+24H取引”という新規需要を創出。

SolanaステーキングETFのインパクト

初日出来高3,300万ドル・流入1,200万ドル、配当型ETFとして年金基金も参入。

米株トークン化の拡大

Kraken・Robinhoodが計213銘柄をオンチェーン化し、新興国個人資金を吸収。

規制アップデート:米・香港で新制度始動

米「One Big Beautiful Bill Act」と香港ステーブルコイン法が、税制優遇とライセンス制で市場を二極化。

OBBBA—減税と暗号資産税制明確化

600ドル以下の決済益非課税、マイニング報酬課税繰延べ。財政赤字は10年で3兆ドル拡大見通し。

香港:世界初の強制ライセンス型ステーブル法

8月1日施行、100%準備・分別保管を義務化。USDT/USDC以外は淘汰リスク。

企業・国家の暗号資産採用加速

BNBが企業財庫・準備資産入り、BTCはマイクロストラテジーが21,021BTC追加購入で需要を底上げ。

  • Liminatus Pharmaが最大5億ドルのBNB長期購入計画
  • 不丹経済特区が準備資産にBNBを追加
  • MicroStrategyの買い増しで保有BTCは29.1万BTCに到達

BTCFi・DeFiインフラの進展

Babylon等でステーキング残高が急増、BTC原生資産の利回り市場が形成。

  • Babylon:残高57,000 BTC・APR8.2%
  • Lightning LabsがTaproot Assets v2をリリースし、BTC上でRWA発行へ布石

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▽ FAQ

Q. ビットコインは7月にいくらまで上昇しましたか?
A. 7月14日に117,000ドルを突破し、月高値を記録。

Q. 香港のステーブルコイン規制はいつ施行されますか?
A. 2025年8月1日に発行者ライセンス制度が正式発効します。

Q. SolanaステーキングETFの初日流入額は?
A. 出来高3,300万ドル、うち1,200万ドルが純流入でした。

■ ニュース解説

7月は価格上昇+制度整備の二軸が共振した月だった。

  • 強気材料:ETF流入・企業買い増し・BTCFi利回り
  • 懸念材料:規制厳格化・高ボラティリティ

投資家が取るべきスタンス

  1. コア:BTC・主要POS資産を長期保有
  2. サテライト:ETF化ポテンシャル銘柄を限定比率で
  3. リスク管理:レバレッジ抑制と税制変更の把握

本記事は情報提供を目的としており、投資助言ではありません。