▽要約
ビットコイン高騰:11.7万ドル突破、ETF流入45億ドル
アルトETF旋風:Solana上場で資金ローテ進行
規制ラッシュ:米減税法案と香港ステーブル新法
企業買い増し:BNB・BTCを財庫&準備資産に採用
BTCFi躍進:Babylon残高5.7万BTC、利回り8%台
「7月の暗号資産マーケットで本当に押さえるべきポイントは?」
ビットコインの史上高値更新と規制枠組みの整備が並走し、機関マネーが“利回り付きアルト”へ循環した。価格要因・法制度・資金フローを一気に俯瞰し、8月相場で取るべき戦略を短時間で把握できる。
市場ハイライト:BTC11.7万ドルと続くETF資金流入
ETF純流入45億ドルが下値を支え、7月14日にビットコインは117,000ドルへ急伸した。
ETF累計流入は573.9億ドル、ドミナンスは月間4pt低下しアルトへ循環。
トリガーとなったショートスクイーズ
115,000ドルで7.6億ドル相当のショート清算が発生し、FOMOを誘発。
アルトETFとトークン化株式の台頭
SolanaステーキングETF上場と株式トークン化が“利回り+24H取引”という新規需要を創出。
SolanaステーキングETFのインパクト
初日出来高3,300万ドル・流入1,200万ドル、配当型ETFとして年金基金も参入。
米株トークン化の拡大
Kraken・Robinhoodが計213銘柄をオンチェーン化し、新興国個人資金を吸収。
規制アップデート:米・香港で新制度始動
米「One Big Beautiful Bill Act」と香港ステーブルコイン法が、税制優遇とライセンス制で市場を二極化。
OBBBA—減税と暗号資産税制明確化
600ドル以下の決済益非課税、マイニング報酬課税繰延べ。財政赤字は10年で3兆ドル拡大見通し。
香港:世界初の強制ライセンス型ステーブル法
8月1日施行、100%準備・分別保管を義務化。USDT/USDC以外は淘汰リスク。
企業・国家の暗号資産採用加速
BNBが企業財庫・準備資産入り、BTCはマイクロストラテジーが21,021BTC追加購入で需要を底上げ。
- Liminatus Pharmaが最大5億ドルのBNB長期購入計画
- 不丹経済特区が準備資産にBNBを追加
- MicroStrategyの買い増しで保有BTCは29.1万BTCに到達
BTCFi・DeFiインフラの進展
Babylon等でステーキング残高が急増、BTC原生資産の利回り市場が形成。
- Babylon:残高57,000 BTC・APR8.2%
- Lightning LabsがTaproot Assets v2をリリースし、BTC上でRWA発行へ布石
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▽ FAQ
Q. ビットコインは7月にいくらまで上昇しましたか?
A. 7月14日に117,000ドルを突破し、月高値を記録。
Q. 香港のステーブルコイン規制はいつ施行されますか?
A. 2025年8月1日に発行者ライセンス制度が正式発効します。
Q. SolanaステーキングETFの初日流入額は?
A. 出来高3,300万ドル、うち1,200万ドルが純流入でした。
■ ニュース解説
7月は価格上昇+制度整備の二軸が共振した月だった。
- 強気材料:ETF流入・企業買い増し・BTCFi利回り
- 懸念材料:規制厳格化・高ボラティリティ
投資家が取るべきスタンス
- コア:BTC・主要POS資産を長期保有
- サテライト:ETF化ポテンシャル銘柄を限定比率で
- リスク管理:レバレッジ抑制と税制変更の把握
本記事は情報提供を目的としており、投資助言ではありません。