2月13日暗号資産:出来高減でボラ継続、規制とアンロック総点検

▽ 要約

市況:総時価総額$2.35T、出来高$112.4B(09:27 JST)
BTC/ETH:$67,679/$1,959、24hレンジは振れ継続
取引所:SAFUが15,000 BTC、誤配布は回収99.7%
規制/企業:SEC/CFTC協調、MiCA移行とFIDD

2026-02-13 09:27 JST時点で市場は反発も出来高は$112.4Bに留まり、規制と供給イベントが短期ボラの主因になりやすい。

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反発局面でも出来高は十分なのか、規制・取引所の更新は何を意味するのか。2026-02-13の暗号資産ダイジェスト(世界版)は、BTC/ETH主要統計、主要当局の動き、取引所・セキュリティ、直近アンロックを「時点」と「数値」で解説します。

市況総括(価格・フロー・センチメント)

取得時点の価格は戻り基調だが、出来高が細る局面では小さなフローでも上下に振れやすい。

グローバル市場は総時価総額が約$2.35T、24時間出来高が約$112.4Bだった。データ取得時刻は2026-02-13 09:27 JSTで、主要統計はCoinGeckoの表示に統一した。

BTCは$67,679、ETHは$1,959.51で推移し、24時間レンジはBTCが$65,243〜$68,308、ETHが$1,902.48〜$1,996.02となった。レンジ幅はBTCが$3,065、ETHが$93.54で、短期の振れが残る。

主要統計(2026-02-13 09:27 JST、USD)

指標BTCETH
現在値67,6791,959.51
24h 高値 / 安値68,308 / 65,2431,996.02 / 1,902.48
24h 出来高44,162,438,37828,727,567,483
時価総額1,345,216,157,546236,465,159,048

終値ベースではBTCが2026-02-11→2026-02-12で66,938→66,185と下落後に反発し、日次出来高も約$59.47B→$38.17Bへ縮小した。ETHも2026-02-10→2026-02-11で2,018.92→1,939.43へ下落し、取得時点で1,959.51と小反発した。

規制・政策アップデート

規制は「移行期限」と「適用範囲」が争点で、地域差がそのまま市場の不確実性になりやすい。

米国:SEC/CFTCのHarmonization

米SECと米CFTCは、暗号資産規制の調和(Harmonization)をテーマに合同イベントを2026-01-29に開催した。個別ルールの議論に加えて、当局間の役割分担と運用の一体化が前面に出ている。

EU:MiCA移行と2026-07-01

ESMAの整理では、移行措置採用国で既存CASPは「最長2026-07-01、または認可の付与・拒否の早い時点まで」継続可能とされる。加盟国の運用差が残るため、欧州向けサービスは国別の期限確認が重要だ。

アジア:香港・日本・中国

香港はステーブルコイン発行者の規制枠組みを2025-08-01に施行し、HKMAは少なくとも2025-08-15の改定時点で「ライセンス付与はまだない」と示している。

日本では金融庁が2026-02-10にサイバー方針案を公表し、2026事務年度以降にCSSA(サイバーセキュリティ・セルフアセスメント)を暗号資産交換業者へ求める方針を明記した(意見募集期限:2026-03-11 17:00 JST)。

中国は8部門連名の通知とQ&Aを2026-02-06に公表し、虚拟货币関連業務を「違法金融活動」と再確認した。無許可の人民元連動ステーブルコイン海外発行の禁止、RWA代币化の原則禁止(主管部門同意+特定金融インフラ等の例外)が焦点だ。

取引所・セキュリティ動向

準備資産や運用事故は、価格より先に「信用コスト」として表面化しやすい。

Binance:SAFUが15,000 BTC

BinanceはSAFU資産を段階的にBTCへ転換し、最終トランシェ後にSAFUのBTC保有が15,000 BTCになったと公表した。投稿では総額約$1Bの購入完了や、複数トランシェの平均購入価格が約$70,000という水準感も示された。

韓国:Bithumb誤配布(回収率99.7%)

韓国金融当局は、Bithumbが本来「2,000ウォン/人」の報酬を誤って「2,000 BTC/人」付与したと説明し、対象695人・総量620,000 BTCを示した。回収状況は2026-02-07 04:00時点で99.7%と整理され、2026-02-08の点検会議では再発防止策も議論された。

関連:2月12日:BTC/ETH市況と規制・取引所の急所

企業・プロジェクト動向

伝統金融の参入は、発行体・準備資産・償還条件の透明性が競争軸になりやすい。

Fidelity:米ドル連動ステーブルコインFIDD

Fidelityは米ドル連動ステーブルコイン「Fidelity Digital Dollar(FIDD)」のローンチを発表した。発行主体はFidelity Digital Assets, National Associationで、1トークン=$1での購入・償還を明示している。

Tether→Anchorage:$100M出資と$4.2B評価

Anchorage DigitalはTetherから$100Mの戦略的株式投資を受け、企業評価額を$4.2Bとした。従業員向けテンダーも公表され、規制下インフラへの資本流入として注目される。

Ethereum:ePBS/BALs提案を俯瞰

EIP-7732(ePBS)やEIP-7928(BALs)はドラフトとして公開され、実行・検証負荷の分散や並列化を狙う。Fusakaアップグレードは2025-12-03に実施済みで、提案群はロードマップ上の議論として位置づけたい。

トークンアンロック(需給イベント)

アンロックは受領先が取引所へ流入するかで短期の価格圧力が変わる。

2026-02-15のStarknet(127MM)、2026-02-16のArbitrum(92.65MM)、2026-02-28のJupiter(253.47MM)など大型解除が並ぶ。日付はUTC表記が多く、実務ではJST換算と受領先の資金移動を合わせて確認したい。

今後2週間の注目アンロック

日付プロジェクト規模(表示)受領先(公開情報)
2026-02-15Starknet127MMEarly Contributors
2026-02-16Arbitrum92.65MMArbitrum DAO Treasury
2026-02-28Jupiter253.47MMJupuary
2026-03-05Ethena171.88MMCore Contributors(要日付確認)

▽ FAQ

Q. 24時間出来高が減ると何が起きる?
A. 2026-02-11→2026-02-12でBTC出来高が約$59.47B→$38.17Bとなり、同量の売買でも価格が振れやすい。

Q. MiCA移行の実務期限はいつ?
A. ESMA整理では、移行措置採用国で最長2026-07-01、またはCASP認可の付与・拒否の早い時点までが基準とされる。

Q. BinanceのSAFU 15,000 BTCは何を示す?
A. 2026-02-12のBinance公表でSAFUが15,000 BTCとされ、準備資産の構成変更が信認の材料になり得る。

Q. Bithumb誤配布の規模と回収率は?
A. 当局説明では695人に620,000 BTCが誤付与され、2026-02-07 04:00時点で回収率99.7%と整理された。

■ ニュース解説

市場は反発しても出来高が細り、規制ヘッドラインと供給イベントが同時に来るため短期ボラが上がりやすい。取引所の準備資産や運用事故は、価格より先に信用面へ反映される一方で、制度の更新は地域差が大きい。
投資家の視点:まずは取得時刻(2026-02-13 09:27 JST)を固定し、出来高・レンジ・アンロックを同じ物差しで点検すると、過度な解釈を避けやすい。

※本稿は一般的な情報提供を目的としており、特定銘柄・金融商品の売買を推奨するものではなく、投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

(参考:Binance Square