2024年8月13日の仮想通貨ニュースまとめ

1. バイナンス、複数のコインを上場廃止へ

2024年8月12日、バイナンスはPowerPool(CVP)、Ellipsis(EPX)、ForTube(FOR)、Loom Network(LOOM)、Reef(REEF)、VGX Token(VGX)を2024年8月26日に上場廃止すると発表しました。この決定は、バイナンスが定期的に実施するプロジェクトのレビューに基づいており、これらのコインが上場基準を満たさなくなったためです。バイナンスは今後も、上場しているすべてのデジタル資産の品質を確保するために、定期的に監査を続けていくとしています。

2. セイ(SEI)EVMの統合完了

バイナンスは、Sei(SEI)のEVM(Ethereum Virtual Machine)統合が完了したことを報告しました。これにより、ユーザーはSEIを使用してより多くのDeFiプロジェクトにアクセスできるようになります。EVMの統合は、セイネットワークの拡張性を高める重要なステップとなり、Ethereumとの相互運用性を強化することが期待されています。

3. 中央化取引所のビットコイン保有量が最低記録を更新

2024年8月のデータによると、中央化取引所におけるビットコインの保有量が2018年11月以来の最低水準に達しました。これは、投資家が自分の資産をより管理しやすいウォレットに移動させていることが主な要因と考えられます。この傾向は、中央化取引所への信頼感の低下や、分散型金融(DeFi)の普及が背景にあるとされています。

4. 仮想通貨市場の最新動向

バイナンスのレポートによれば、2024年7月の仮想通貨市場全体の時価総額は6.1%増加しました。また、分散型金融(DeFi)の総TVL(Total Value Locked)は3.5%増加し、依然として成長が続いています。このデータは、仮想通貨市場が再び活発になりつつある兆候を示しており、投資家の間での関心が高まっていることがうかがえます。

5. ベネズエラ、政治的紛争により仮想通貨取引所へのアクセスを制限

2024年8月、ベネズエラ政府は、国内の政治的緊張が高まる中、バイナンスやX(旧Twitter)などの仮想通貨取引プラットフォームへのアクセスを制限しました。この制限は、大統領選挙に関連する紛争を背景に行われたもので、仮想通貨の利用が国内での政治活動に影響を与えていることが一因とされています。

要約

2024年8月13日の仮想通貨ニュースでは、バイナンスの複数のコインの上場廃止、SeiのEVM統合、中央化取引所のビットコイン保有量の減少、そしてベネズエラの仮想通貨取引への規制強化が取り上げられました。これらのニュースは、仮想通貨市場の変動性と政治的要因が市場に与える影響を浮き彫りにしています。

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