【要約】
・LOUDトークンセールは「Initial Attention Offering (IAO)」と呼ばれる新しい販売手法
・5月31日23:00(日本時間)からフェーズ1とフェーズ2に分かれて実施
・Solana上で展開され、KYC不要だが一部地域規制に留意
・購入通貨はSOLで、フェーズ1は先着1,000ウォレット限定
・取引手数料の一部はSNS拡散やステーキング参加者への報酬に
・チーム割当0%を掲げるコミュニティ主導の実験的トークン
LOUDトークンセール(IAO)とは何か
「Stay Loudio」が開発するLOUDトークンは、注目(アテンション)自体を価値とみなす実験的プロジェクトとして注目されています。一般的なIDOやICOではなく、Initial Attention Offering (IAO)と呼ばれる方式を採用する点が特徴です。参加者がSNSなどでどれだけ話題を広めたかを評価し、コミュニティの貢献度に応じた報酬を配分するメカニズムが組み込まれています。
本プロジェクトでは、トークンそのものに伝統的なサービス利用権やガバナンス機能は備わっていません。代わりに、「取引が起きるほど手数料プールが成長し、その一部が盛り上げたユーザーへ分配される」という仕組みを実装。まさに“話題になることが価値”という新たな可能性を試す一例といえます。
セールスケジュールとフェーズ別概要
LOUDトークンセールは2025年5月31日23:00(日本時間)にスタートします。販売は大きく2つのフェーズに分かれ、以下の条件が設定されています。
フェーズ1(プレセール)
- 開始直後の2時間限定
- 先着1,000ウォレットまで参加可能
- 購入枠:各ウォレットあたり0.2 SOL
- 優先参加権を得られるのは特にアクティブにLOUDの話題を拡散してきた「Yapper上位ユーザー」など
フェーズ2(パブリックセール)
- フェーズ1終了後に継続して実施
- 約120,000ウォレットを対象にFCFS(先着)方式
- 同じく1ウォレットあたり基本0.2 SOL分の購入を想定
- 需要が過多(オーバーサブスクライブ)になった場合、一定比率で**超過分が返金(リファンド)**される仕組み
なお、フェーズ1に参加したウォレットはフェーズ2へ追加参加できないため、購入機会が重複しないよう設計されています。
トークノミクスと初期配分の仕組み
本プロジェクトのトークノミクスは、次のように公表されています。
- 総発行枚数:1,000,000,000枚(1B LOUD)
- 販売分:全体の45%(450M)
- 流動性プール用:45%(450M)
- コミュニティおよびマーケットメイカー:10%(100M)
セール終了後、集まったSOLの一部とLOUDトークンがMeteora Finance上の流動性プールに追加されます。これにより、分散型取引所(DEX)などで**$LOUD**を自由に売買できるようになる見込みです。また、取引手数料を原資としてコミュニティ参加者が報酬を得られる点が、従来のトークンにはない特徴です。
報酬分配と「マインドシェア」指標
LOUDプロジェクトが掲げる最大の独自要素は、「注目度」を報酬に結びつける仕組みです。具体的には、Kaitoが開発したAIがSNS上の発信量やエンゲージメントを可視化し、得点化した「マインドシェア」を算出。その週に貢献度の高かった上位25名に対して、SOL建てで報酬を分配する流れです。
さらに、Kaitoトークン($KAITO)のステーカーにも全手数料プールの20%相当がSOLで割り当てられるとのこと。こうした相互連携により、LOUDとKaito双方のコミュニティが協力し合う生態系が形成される狙いが明示されています。
購入手順と注意点
LOUDトークンセール(IAO)に参加するには、まずSolana対応ウォレット(Phantom等)を用意し、十分なSOLを用意する必要があります。セール時には、Holoworld AIが運営する「HoloLaunch」というローンチパッドに接続して購入手続きを行う流れです。
- フェーズ1:指定サイトでウォレットを接続 → 0.2 SOLを送信(先着1,000名限定)
- フェーズ2:上記終了後に開始し、最大約120,000人が参加可能
- フェーズ2で応募が上限を超えた場合、余剰資金が自動的に返金される
公式サイトはstayloud.ioで、同プロジェクトのX(旧Twitter)アカウント@stayloudioからも情報が提供される見通しです。
偽サイトや詐欺リンクが出回る恐れがあるため、必ず正式にアナウンスされたURLやコントラクトアドレスだけを使用するようにしてください。
ニュースの解説
今回のLOUDトークンセールは、Web3の世界で以前から議論されていた「コミュニティ主導」「フェアローンチ」の概念を、さらに一歩進めた事例といえるでしょう。特に、トークンが持つ利用価値というより、「売買や話題拡散そのものに価値を見出す」という点がユニークです。
過去のIDOやICOでは大口投資家による大量取得や、運営チームへのトークン集中といった懸念がありました。しかし、本プロジェクトは割当をコミュニティ100%に近い形で設計し、フェーズ2でも動的リファンドを用いることで参加者同士の公平性を追求しています。さらに、KaitoAIによるマインドシェア測定を取り入れることで、SNS上での盛り上がりがそのまま経済的報酬につながる実験的仕組みを提供しました。
こうした挑戦は、単なる投機案件というよりも「Web3ならではの新しい報酬設計」を試す試金石として注目されています。投資家にとってはリスクも伴いますが、Solanaチェーンを舞台にした新たなトークンエコシステムがどのように進化していくのか、多くの目が集まっているのは確かです。
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