【要約】
・もりうさNFTはMint価格0.05ETHから一時0.64ETH超えへと急上昇し、市場で大きな注目を集めている
・メルカリJPとのパートナーシップやOpenSea CEOのセカンダリ購入といった事例が、その評価をさらに高めている
・リビール後によく起こる価格下落(いわゆるDump)をものともせず、継続的に高値を維持中
・商業利用権50万ドル分を含むホルダー特典や、公式サイトのShop準備など、将来的な拡張性が期待される
・IPを活用したNFTプロジェクトとして、今後のNFT市場全体にポジティブな影響を与える可能性がある
もりうさNFTとは何か
もりうさNFTとは、ストプリ(すとぷり)関連の世界観を活かした2.5次元アイドル系プロジェクトであり、NFTのデジタルアートコレクションとしてリリースされました。最大の特徴は、発売直後から複数の好材料が重なり、著名な投資家やコレクターの注目を引いた点にあります。たとえば、リビール前にも関わらずOpenSeaのCEOがセカンダリで購入したことがSNS上で話題となり、一気に知名度が拡大しました。さらに、フロアプライス(最安値)は当初の0.05ETHから一時0.64ETHを記録し、現在も0.5ETH前後で取引されているケースが報告されています。
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リビールの仕組みと影響
リビール(Reveal)とは?
NFTの購入直後はメタデータが伏せられ、どのようなアートやレアリティを持つか分からない状態が続くことがあります。この状態をリビール前と呼び、後から本当の画像・属性が公開される瞬間をリビールといいます。
リビール前はすべてのトークンに「レアかもしれない」という夢が残されており、価格が高騰しやすい傾向があります。しかし、リビール後に普通(コモン)の個体だと判明すると、価格が下がることも一般的です。これをNFT界隈では「リビール後のDump」と呼び、よく見られる現象の一つです。
もりうさNFTのリビール後の価格推移
今回のもりうさNFTでは、リビール後にもかかわらず大きな値崩れが見られませんでした。むしろ、1/1(ユニーク)作品が3ETHで売買されるなど高値が続き、一般個体でも0.45〜0.5ETH前後で取引される例が多く報告されています。NFTプロジェクトでここまで価格が維持されるのは珍しく、コミュニティからは「Dumpを跳ね除けた」と評価されています。
IP活用型NFTの注目度
IP(知的財産)の強み
「IP物のNFT」は、その背景ストーリーやキャラクターの人気を基盤にし、持続的なファンコミュニティを獲得しやすいといわれています。今回のもりうさNFTも「2.5次元アイドル」という明確な世界観があり、多くのファンを取り込むことに成功しました。特に日本国内外で人気のあるキャラクターやアイドルを題材にしたNFTは、グローバルマーケットでも高い評価を得ることが多いです。
メルカリとのパートナーシップ
もりうさNFTのファンダメンタルをさらに強めた要素の一つが、メルカリJPとのパートナーシップです。これはNFT業界における大手プラットフォームとの提携事例として注目されています。
ホルダーは50万ドル分の商業利用権を得られるとアナウンスされ、NFTを単なるコレクションに留めず、さまざまな二次創作やグッズ展開を視野に入れた新しい形での活用が期待されています。
プロジェクトの今後とコミュニティ活動
WP(ホワイトペーパー)の未公開とShop準備
現時点ではWP(ホワイトペーパー)が未公開であり、今後の具体的なロードマップや事業展開プランがベールに包まれています。しかし、公式サイトではShopの準備中であるとの記載があり、NFTを活かしたグッズ販売やコラボ商品の展開など、多角的な展開が検討されている模様です。
ホルダー側としては、追加で発表されるプランや特典によって保有NFTの価値がさらに高まる可能性があり、引き続き大きな期待が寄せられています。
コミュニティの盛り上がりとW3GA(仮)
NFT業界では、TwitterやDiscordを中心としたコミュニティ活動がプロジェクト成功のカギを握ります。今回のもりうさNFTも多くのホルダーがSNS上で情報交換を活発に行い、ファンアートやコミュニティイベントなどで盛り上がりを見せています。
また、まだ仮名の段階にあるクローズドコミュニティ**W3GA(仮)**が、ホワイトリスト(WL)配布に協力したことから、コミュニティ内でも本プロジェクトは好意的に受け止められているようです。
ニュースの解説
今回のもりうさNFTは、国内NFT市場の可能性を再認識させる事例となりました。リビール前後の価格推移に関する通例を覆すほどの強い需要がある背景には、以下のポイントがあると考えられます。
- IPを活用した強力なブランド力
キャラクターやアイドルの世界観に支えられた「IP物のNFT」は、市場での認知度やファンの熱量が高く、リビール後のDumpを防ぎやすい傾向があります。 - 大手企業との提携や著名人の関与
メルカリJPとのパートナーシップやOpenSea CEOのセカンダリ購入といったトピックは、市場からの信頼を一気に高めるきっかけとなります。 - ホルダーに対する明確なメリット
商業利用権50万ドル分を始めとする特典や、今後公開される可能性のあるホワイトペーパー、Shop展開など、NFTを保有するインセンティブが具体的に示されていることで、さらなる成長が見込まれています。
現時点でもりうさNFTは、ホルダーコミュニティ内外からの期待を背負い、国内のみならず海外にも飛び火しつつある様子が見受けられます。NFT市場全体としては、2023年以降、再びIP系プロジェクトが注目を集める可能性が高まっており、今後の動向から目が離せません。NFT特有のリビール文化が、多くの人に新たな投資や収集の楽しみ方を提供していることも注目すべきポイントでしょう。
今後、ホワイトペーパーの公開やコラボ展開が具体化していくにつれ、もりうさNFTがさらに価格を上げていくのか、あるいは一時的な調整が入るのか、投資家やファンにとっては見逃せない展開となっています。IPを活かしたNFTが市場でどのように育っていくのかを見極める上でも、もりうさNFTの動向は今後の指標になり得るでしょう。