Bybit新DEX Byreal、Solana初IDO「Fragmetric」

▽ 要約

プラットフォーム概要:Bybit発ByrealがSolana上でDEX・IDOを提供
公平性メカニズム:価格ラダー×フェア配分でボット排除
プロジェクト注目:Fragmetricがリキッド・リステーキング標準を提案
トークン経済:FRAG10億枚上限、初回流通2.2億枚
今後の展開:Q3メインネット、CeFi×DeFi融合加速

BybitがSolanaへ本格進出。 同取引所が手掛ける新DEX「Byreal」は、初回IDOプラットフォーム「Reset Launch」を通じてリキッド・リステーキングの旗手Fragmetricを上場させる。読者の疑問は「なぜこの組み合わせが注目されるのか」に尽きる。本稿では、仕組み・公平性・市場波及を解説することで投資判断のヒントを示す。

ByrealとReset Launchの全体像

ByrealはCeFi流動性とDeFi透明性を併せ持つSolana特化DEX。そのIDO機能Reset Launchは「価格ラダー」と「貢献度配分」で小口投資家にも開かれている。

Smart Price Ladder

価格を需要連動で段階的に引き上げ、極端な割安取得を防止。

Fairshare Engine

参加期間中のステーク量などを指標にトークンを比例配分。クリック競争やBot優位を抑える。

ホワイトリスト戦略

bbSOL利用者やFragmetric既存ユーザーなどエコシステム貢献者を優先し、実需主導のIDOを実現。

Fragmetricとは何か

FragmetricはSolana最適化のリキッド・リステーキングプロトコルで、fragSOLを核に複数収益源を束ねる。

H3 fragSOLの機能

SOLやLSTを預けると発行。MEV収益やNCN報酬を自動再投資し、流動性も確保。

ガバナンストークンFRAG

総供給10億枚、流通初期20.2%。ステーク期間に比例してガバナンス投票力とFポイントブーストを付与。

実績と監査

Certora・Quantstamp監査済、TVLは3億ドルを突破。コミュニティ8万人以上がfragSOLを保有。

業界インパクトと今後

Byreal×FragmetricはCeFi支援とDeFi革新の融合例。Reset Launch成功次第で公平IDOが新標準となり、Solana外チェーンへも波及する可能性が高い。

▽ FAQ

Q. Reset Launchはいつ開始された?
A. 2025年6月27日に資格確認、30日に販売開始、7月1日に結果公表。

Q. ホワイトリスト条件は?
A. bbSOL利用、Fポイント保有、TOPU NFT保有などエコシステム貢献が基準。

Q. FRAGの主な用途は?
A. ステーキングによるガバナンス投票とFポイント報酬ブースト。

■ ニュース解説

Byrealは中央取引所Bybitの流動性をDeFiに流し込む“オンチェーン前哨基地”として設計された。Reset Launchは第一段としてFragmetricを選び、価格ラダーと貢献度配分で「エアドロ狙い」や高速Bot購入を排除したモデルケースを示した。成功すれば他所のDEX・IDOにも同機構が波及し、PoSリステーキング市場の競争が激化するとみられる。

(出典:chainbits,blockworks)