2月5日 ビットコイン急落と規制・EF動向

▽ 要約

相場:BTCが$72,000割れ、SOLも$90割れ。
政策:4月前の市場構造法案署名が浮上。
注目:EF緊縮と16,000 ETH拠出、HYPE解除。

2026-02-05の暗号資産は下落局面が続き、BTCの節目割れと米政策・Ethereum基金会の財務方針が同時に材料化した。

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2月5日の暗号資産市場はビットコイン急落が意識され、BTCは$72,000割れ、SOLも$90割れが報じられた。背景には米国の市場構造法案をめぐる政治イベントと、Ethereum Foundationの財務引き締めなど複数材料が重なる。この記事では、価格水準・政策・主要プロジェクトの論点を整理し、短期で見落としやすいリスクと確認項目をまとめる。

市況総括

主要銘柄の節目割れが相次ぎ、短期センチメントはリスクオフ寄りに傾いた。

2026-02-05朝、BTCは$72,000、SOLは$90の節目を下回ったとの速報が流れた。特にBTCは07:08 JST、SOLは07:09 JSTの投稿があり、ETHも$2,100割れが伝えられている。

大手ニュースでもBTCが$73,000割れ、ETHが$2,200割れとされ、下げが主要アルトに波及した。価格だけでなく、レンジ下限の更新はポジション調整を誘発しやすく、ボラティリティが上がる局面では値幅よりも約定しやすさが重要になる。

マクロ面ではFRB議長人事を巡る観測が出ており、金利・流動性の先読みがリスク資産の感応度を高めやすい。純資産$850B超という超大型の資産ニュースも出たが、短期の相場は流動性と政策ヘッドラインのほうが支配的になりやすい。

規制・政策アップデート

米国では暗号資産の市場構造を巡る法案スケジュール観測が浮上し、ヘッドラインリスクが増えた。

白宮官員が「トランプ大統領は4月前に暗号資産市場構造法案へ署名する」と述べたとの報道が出た。現時点では発言ベースの情報であり、法案本文、成立手続き、施行日、当局ルールの詳細が揃うまでは不確実性が残る。

FRBではKevin Warsh氏の議長就任観測が取り沙汰され、政策の独立性と方針転換が論点になった。利下げとバランスシート縮小を同時に進める「二本立て」を掲げる見方もあり、金融環境の解釈次第で暗号資産を含むリスク資産の期待が振れやすい。

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企業・プロジェクト動向

Ethereumの財務方針やL2論点が再燃し、個別ではHyperliquidが特許指摘を受けた。

EFの財務引き締めとVitalikの拠出

EFは「温和な緊縮」を掲げ、Vitalikは16,000 ETH超を個人から拠出したとされた。

Arkham推計ではEFのETH保有は約$392M、Vitalik個人は約$517Mとされ、財務規律を強める方針が示された。2025年Q1の助成約$32.65Mに対し、2025年Q4は約$7.38Mまで減少したとされ、資金配分はプロトコル成長や暗号、ZK、コンセンサス層などコア領域へ寄せられている。

Vitalikは16,384 ETH(約$45M)を引き出し、検証可能なオープンソースのフルスタック整備に充てるとされた。財務引き締めが「停止」ではなく「集中」を意味するなら、短期の価格よりも、何に投資が向かうかが中期の論点になる。

L2再定位と価値捕捉の論点

L1改善が進むほど、L2は価格差以外の機能差で存在意義を示す必要がある。

Vitalikは2026年をEthereumの「収復失地」の年と位置づけ、L2に独自のプライバシーや特化最適化などを求める論調が出た。L2が単に手数料を下げるだけの存在から、アプリ特化や性能極振りなど、役割の再定義を迫られる局面だ。

Hyperliquidの特許指摘と需給イベント

HYPEが逆行高の一方で、HotStuff系の特許を巡る指摘が透明性論争を呼んだ。

2026-02-02、Cypherium創業者Sky GuoがHyperliquidのHyperCoreが特許US 11,411,721 B2を侵害すると主張した。USPTOが2022-08-09に付与した特許とされ、検証者委員会の選定や集約署名などを含むため、技術境界の見立てとコード公開度合いが焦点になる。

一方でHyperliquidは2026-02-02にHIP-4をテストネットで動かし、「Outcome Trading」を通じた予測市場インフラを掲げた。HYPEは過去1週間で40%超上昇とされるが、2026-02-06には9.92M HYPE(供給の2.79%、約$357M相当)解除が予定されており、需給のイベントは短期ボラティリティ要因になりうる。

投資家メモ

急落局面では、短期の時間戦略と中期テーマの検証を分けて整理するのが有効だ。

トレードの勝敗はエントリー価格だけでなく、保有時間とボラティリティの組み合わせで大きく変わる。短期は「どこまで下がるか」より「いつまで持つか」を決めないと、想定外の値幅で意思決定が崩れやすい。

エアドロは「無料」ではなく、時間コストと機会損失を支払う報酬設計だ。参加者が増える局面では条件が複雑化しやすく、VCと個人が同じ土俵に立つほど、期待値は過去の成功体験から乖離しやすい。

AIエージェントとコンテンツ収益化は、オンチェーンの新しい需要源として観測されている。Xの長文投稿者への累計支払いが$2.15Mとされ、Base上のOpenClaw関連ではプロトコル収益$600k/日超や、Moltbookのエージェント数150万などの数字も出たが、実需か投機かの見極めが欠かせない。

▽ FAQ

Q. BTCが$72,000を割れた意味は?
A. 2026-02-05 07:08 JSTにBTC$72,000割れが報じられ、流動性低下と短期の損切り連鎖が起きやすい。

Q. トランプ氏の市場構造法案は何が材料?
A. 白宮官員は2026-02-04にトランプ氏が4月前に市場構造法案へ署名とされ、成立・施行日と適用範囲、特に規則化を要確認。

Q. EFの緊縮方針はどの程度?
A. Arkham推計でEFの保有は約$392M、Vitalikは約$517Mとされ、Q1’25 $32.65M→Q4’25 $7.38Mへ支出を絞った。

Q. Hyperliquidの特許指摘で何を見る?
A. Sky Guoは2026-02-02にUS 11,411,721 B2侵害を指摘、2026-02-06に9.92M HYPE解除(2.79%)が重なる。

■ ニュース解説

BTCが$72,000を割れたとの速報が出たので、短期は流動性と政策ヘッドラインが値動きを増幅しやすい。
一方で、EFの財務方針や市場構造法案の進展は中期テーマだが、ただし正式文書と時系列の確認が不可欠だ。
投資家の視点:短期は節目割れ後の出来高環境、政策は法案テキストと施行日、個別はEFの支出計画とHyperliquidの法的対応、HYPE解除量(9.92M)の需給を点検したい。

※本稿は一般的な情報提供を目的としており、特定銘柄・金融商品の売買を推奨するものではなく、投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

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