▽ 要約
マーケット復調:7月NFT売上は5.74億ドルで回復傾向
価格急伸:Portalsフロア2.11 SOL・出来高510 SOL
多機能NFT:ブラウザ型メタバース+ノーコードゲーム
攻めの宣伝:Season施策や手数料ゼロで新規流入
提携拡大:Telegram×TON統合で20万件取引突破
Portals NFTが7月に急成長したのはなぜか。本稿では「市場指標→機能→宣伝→コミュニティ→提携」の順に結論を提示し、投資・利用判断に役立つ一次情報を整理する。
市場データで見る急伸
7月のNFT総売上は5.74億ドルと前月比47%増。復調ムードの中でPortalsは24時間出来高510 SOL、フロア2.11 SOLを記録し同月だけで約17%上昇した。
さらに7月30日には希少ランク「Operator」が815 SOLと750 SOLで連続落札され、グローバル上位トレンド入りしている。
ユーティリティ:Web3版Robloxの実像
Portalsは「Roblox of Web3」を掲げ、ブラウザだけでメタバース空間を生成・共有できるノーコード開発基盤を提供。公式Xプロフィールでも同フレーズを強調している。
各NFTは専有スペースのアクセスキーになり、家具配置・NFT展示・ミニゲーム実装が可能。クロスチェーン機能によりEthereum系NFTも展示でき、実用性が価格の下支えとなっている。
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マーケティング施策:Season & 手数料ゼロ
7月中旬に「Portals Season」が開幕。ホルダー限定アートパック(PFP・バナー等)を配布しSNS露出を加速させた。
加えてTelegram版マーケットではローンチ後10日間、取引手数料を完全無料化。ユーザー流入を促進しつつ取引コストを削減した。
コミュニティとインフルエンサー効果
Portals Discord/Xでは高額取引を祝う投稿が拡散され、保有者数は1,700超に拡大。著名インフルエンサーRalph氏も「TONで最も有望」と評価し、最高額「Plush Pepe」購入を示唆した。
肯定的なクチコミが新規参入を呼び込み、フロア上昇を後押ししている。
戦略提携:Telegram×TONで裾野拡大
PortalsはFTX US・Binance US・Magic Edenなど既存提携に加え、TONブロックチェーンと統合。Telegram内でNFTギフトを売買できる専用アプリが20万件超の取引を達成した。
Season 1では上位250トレーダーに限定NFTを配布予定と発表し、両コミュニティのエンゲージメントを高めている。
▽ FAQ
Q. Portalsのフロア価格は?
A. 7月末時点で2.11 SOL、24h出来高510 SOL。
Q. Portals Seasonとは?
A. 保有者限定アート配布や報酬イベントを束ねる公式キャンペーン。
Q. Telegram統合の利点は?
A. 手数料ゼロとTelegram内UXで20万件以上の取引を実現。
■ ニュース解説
Portalsは「実用性×クロスプラットフォーム戦略」で直近のNFT冬相場を逆手に取り、ソラナ外の層を取り込みながら出来高を伸ばした点が評価できる。一方でTelegram依存度の高さやSOL価格変動は中期リスク。投資検討時には流動性とユースケース拡充計画を注視したい。
※本記事は情報提供であり投資助言ではありません。
(出典:Digital Journal,X (formerly Twitter),The Blockbeats)