NFT市場の動向🔍

2021年に急成長したNFT市場の取引額は2021年で176億ドル(約2.2兆円)に膨れ上がり、前年比の2100倍という驚異的な数字を記録しました。

これまでNFTは一部の方だけが売買する特別なものでしたが、ここ1年で急速に一般化し、誰もが気軽にNFTの取引ができるようになりました。
その普及に大きく貢献しているのが、NFTプラットフォームの「OpenSea」です。

「OpenSea」はNFTオンラインマーケットプレイスであり、登録(無料)すると誰でも簡単にNFTを作成、販売、購入ができます。
「NFT版Amazon」とも呼ばれており、登録コンテンツが400万以上もあります。
手軽さや使い勝手の良さ、豊富なコンテンツなどから人気を呼び、150万人以上のアクティブユーザーを抱える巨大プラットフォームに成長しました。2022年1月には取引額が約50億ドルと過去最高を記録しています。
OpenSeaは多くのブロックチェーンに対応していることも魅力の1つであり、イーサリアムをメインに多くの仮想通貨に対応しています。

大手企業も参入
NFT市場にはグローバル企業も参入し始めており、スポーツメーカーの”Nike”もその一つです。
Nikeはメタバースを新たな主戦場と捉え、2022年4月23日にRTFKTと共同制作したNFTスニーカーコレクションを発売しました。
このシリーズは外観やデザインのカスタマイズができ、コレクターたちの注目度は高く、高値で取引されたりしています。

カード決済の”Visa”は2021年8月にデジタルアート「CryptoPunk 7610」を49.5イーサ(約1475万円※5/11時点)で落札しました。
更に、2022年3月NFTビジネスを志す個人クリエイター向けの支援プログラム「Visa Creator Program」を開始すると発表しました。
クリエイターエコノミーは近年急成長を遂げていて、市場規模は1000億ドル以上とも言われています。カバー範囲も拡大の一途を辿っており、NFTは今後最も伸びが期待される分野と注目されています。

Visaが購入した「CryptoPunks」は、NFTで最も人気のあるコレクションの一つで、著名人のファンも多いです。
そんな「CryptoPunk」を「Bored Ape Yacht Club」を制作するYugaLabsが買収したというニュースは多くの人を驚かせました。
「Bored Ape Yacht Club」と「CryptoPunks」を合わせると36億ドルの価値になると言われており、YugaLabsがNFTコレクション界におけるトッププレイヤーに君臨することは間違いないでしょう。

今回の買収は、10年前のfacebookによるinstagramの吸収合併を彷彿させます。NFT市場でも、こうした動きはさらに加速するかもしれません。

急拡大に伴い犯罪も増加
ブロックチェーン分析会社のChainalysisは、爆発的な成長を遂げた一方、この1年で詐欺や盗用などの犯罪も急増しているといいます。
暗号資産関連の犯罪は2020年と比較して79%近く増えたと報告しており、「相場操縦、仮装売買、盗作、フィッシング詐欺がNFT市場でも見られるようになった」と言われています。

特に2021年第3四半期に不正取引が急増しましたが、そのほとんどが違法アドレスからのアクセスであったといいます。
ロシアに対する経済制裁が課される中、資金調達として注目されているNFTですが、今後も暗号資産犯罪が急増することは避けられないでしょう。

今後の展望
急成長を遂げたNFT市場ですが、2022年は減速・減少が予測されています。
NFT分析会社 NonFungible.comの共同創設者Gauthier Zuppinger氏は「2021年と比べて購入者、売上が減少している」といいます。
投機やコレクションへの関心の低下により売上減少が目立ち始めているが、それでも「世界市場は依然として高く、これらの資産価値は増加し続けている」とのことです。

多少のアップダウンはあるかもしれませんが、NFTが今後、多方面で重用されていくことは間違いないでしょう。

NFT LABO編集部 CHIE

関連記事

ランキング

ピックアップ記事

  1. ~NFTを活用したオープンタウンプロジェクトを実施しているウガンダのカルング村の「VISA」を手に…
  2. NFTは、現実世界とデジタルの世界を徐々に融合させていっています。 「希少価値の高い野球カー…
  3. ◆暗号資産の価格上昇 2022年2月24日にロシアがウクライナに侵攻を開始し、ロシアが米欧か…

お知らせ

登録されているプレスリリースはございません。

ページ上部へ戻る
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。