【4月1日】新上場と技術革新、そして強気相場継続の兆し―4月1日の仮想通貨最新ニュース

【要約】
・CoinbaseがBaseネットワーク上でDoginme(DOGINME)とKeyboard Cat(KEYCAT)をサポート、4月1日朝9時(PT)以降に取引開始予定
・Vcityがコミュニティ向け公開信を発表、「ユーザー価値優先」を軸に自循環型エコシステムを構築
・暗号通貨KOL Atlasによる「ブルマーケットトップの10大サイン」は現段階で未出現との見解
・American Bitcoinが4月1日20:30に記者発表会を実施、Eric Trumpらが会社の戦略を説明
・ETHを6.48万枚保有する大口が追加保証金を投入し、清算価格を1745ドルまで下げて危機回避
・イーロン・マスクが「政府がDOGEを使う計画はない」とコメントし、D.O.G.E.は「効率部」の略称だと説明

CoinbaseがDOGINMEとKEYCATを上場

米国大手取引所Coinbaseは2025年4月1日(PT午前9時以降)を目処に、Baseネットワーク上でDoginme(DOGINME)とKeyboard Cat(KEYCAT)をサポート開始すると発表しました。DOGINME-USD、KEYCAT-USDの取引ペアが段階的に追加される見込みですが、一部地域では制限がかかる可能性があります。
この発表は仮想通貨市場に新たな流動性の波をもたらすと期待されており、DOGINMEやKEYCATに対する投資家の注目度が一気に高まる可能性があります。上場時の価格変動や地域ごとの規制状況など、実際の取引条件も合わせて確認することが重要です。

Vcity、コミュニティ向け公開信で「自循環エコシステム」構築を表明

次世代ブロックチェーンエコシステムとして知られるVcity(第五城)は、コミュニティに向けて公開信を発行し、自らの成長過程と今後のロードマップを詳述しました。Vcityは「ユーザー価値優先」を核心とし、持続可能なエコシステムづくりを目指しています。

起源と試練

Vcityは当初「派之声」と呼ばれるプロジェクトから発展したもので、2022年にカナダ・バンクーバーで立ち上げられました。当初はモバイルマイニングを行う派エコシステムの一部でしたが、主網の遅延に伴う市場の不確実性に直面。多くの関連プロジェクトが閉鎖に追い込まれる中、Vcityは2023年に「第五城」として再出発を果たしました。

技術革新と元宇宙都市「派之城」

2025年2月20日に公開された「派之城」は、Vcityが持つ開発力を象徴するメタバース空間として注目を集めました。これは派エコシステムへの敬意を込めた一大プロジェクトでもあります。

逆向設計思考とユーザー価値最優先

Vcityは公链(パブリックチェーン)の「主網」概念を過度に神格化せず、ユーザーが実際に得られるメリットや可用性を重視する姿勢が特徴的です。具体的には以下の点が注目されます。

  1. 「注意力」挖矿
    一般的なPoWやPoSとは異なり、ユーザーの行動や関心(注意力)を新たな価値指標として捉え、これをトークン化する仕組みを構築。
  2. 主網の即時運用
    主網の正式ローンチ後はウォレットやスマートコントラクトをすぐに開放し、プロジェクトトークンのロックと解放をユーザーに見える形で行うと明言。
  3. 独自のデュアルアセットモデル(dB と Vcity)
    内部の循環を担うdBと外部流通を担うVcityを別建てで運用し、強固な経済圏を形成。
  4. 12大板块からなるエコシステム
    それぞれ独立したビジネスモデルを持ちながらも相互に連動し合う構造で、持続的な価値創造が見込まれています。

Bullish相場は続くのか?「ブルマーケットトップ10サイン」は未出現

一方、市場全体の強気を占う重要な視点として、暗号通貨KOLのAtlas氏は「ブルマーケットピークを示す10個のサイン」を提示し、それらが現状まだ揃っていないと述べています。具体的には以下のような現象です。

  • 身近な人まで暗号資産に興味を示す
  • 誰もが強気発言ばかりになる
  • 大衆メディアでの過剰報道
  • 好材料が出ても価格が上がらない
  • 安定した上昇トレンドの崩壊
  • Coinbaseなど取引アプリがストアランキング1位を記録
  • SNSでの大規模な利益自慢
  • 仕事を辞める人が続出
  • 放置されていたプロジェクトが突然息を吹き返す
  • 根拠のない高騰予測が横行

これらの要素が5つ以上顕在化したら、全ポジションを売却してもいいレベルの警戒が必要とされています。現在はまだこの兆候が全て出揃っていないことから、Atlas氏は「ブルマーケットが完全に終わったとは言えない」との見方を示しています。

American Bitcoinが4月1日20:30に発表会を実施

新たに「American Bitcoin」の設立が正式にアナウンスされました。明日(2025年4月1日)20:30(日本時間)に記者会見が行われ、Eric Trump氏やHut 8のリーダー陣が参加します。また、4月2日午前3:00(日本時間)からはTwitter Spaceも開催され、より詳細なビジョンや戦略が公開される予定です。
注目すべき点として、プロジェクト名から想起される愛国的なイメージや米国内での規制対応など、仮想通貨市場の新たな方向性を探る手掛かりとなる可能性があります。

ETH巨鯨、清算瀬戸際で追加担保を投入

6.48万枚のETHを担保にDeFiで借り入れを行っていた大口投資家が、清算危機に直面しました。清算価格が市場価格に迫り、一時は差額が3ドル程度まで縮まった模様です。しかし、この投資家はBitfinexから約168万USDTを引き出し、その一部をDAIに交換して借入金を返済。結果として清算価格は1745ドルに引き下げられ、しばらくの間はリスクを回避できた状況です。
このケースはレバレッジポジションを取る際の危険性を改めて示しており、資金管理の重要性が再認識されています。

イーロン・マスク、「政府によるDOGE活用は計画なし」と発言

最後に、米国で話題になったのはイーロン・マスクが主導する組織「America PAC」が開いた市政ホールミーティングです。ここでマスク氏は「D.O.G.E.(Department of Government Efficiency)は政府効率部を指す略称であって、犬をモチーフとする仮想通貨・Dogecoinとは直接関係がない」と説明しました。
マスク氏は「政府がDOGEを利用する計画はない」と断言。単なる名称の偶然であることを強調しつつ、行政効率向上が狙いと述べています。Dogecoin投資家の期待を一部で集めましたが、今回の発言で少なくとも「国としてDogecoin導入」シナリオは想定されていないと再確認されました。

本日のニュースからは、Coinbaseの新規トークン上場やVcityの技術・ビジョン、そしてAmerican Bitcoinの設立発表が特に注目ポイントです。さらに、Bullish相場の行方をめぐる議論や、大口のデリバティブ清算危機など、多様なトピックが同時進行しています。急激に変化する仮想通貨市場でのリスクとチャンスは表裏一体であるため、情報を精査しながら慎重に行動することが求められます。

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