2024年12月10日 仮想通貨最新ニュース総まとめ

要約
2024年12月10日の仮想通貨市場は、主要企業のビットコイン導入提案や新トークンの上場、規制の進展など、多岐にわたる重要な動きが見られました。AmazonやMicrosoftのような大手企業がインフレ対策としてビットコインを財務戦略に組み込む動きや、Binanceによる新トークンMOVEの上場、MicroStrategyによる大量のビットコイン購入、香港のステーブルコイン法案の発表、さらにはCertiKとBinanceのCEOによる市場生存戦略の対談など、仮想通貨業界全体に影響を与えるニュースが続出しています。

1. 大手企業、ビットコイン導入を検討

アメリカの智庫「国家公共政策研究センター」がAmazonに対し、インフレ対策としてビットコインを財務予備に組み入れる提案を行いました。同様に、Microsoftも12月10日の株主総会でビットコイン投資の可能性を投票する予定です。これらの動きは、ビットコインが企業の資産保護手段として注目されていることを示しています。

2. Binance、新トークンMOVEを上場

Binanceは、EthereumベースのMove-EVM L2プロジェクトであるMOVEトークンを12月9日21:00に上場しました。MOVEトークンは総供給量100億枚のうち2%がHODLer向けにエアドロップされ、ユーザーは特定の条件を満たすことで報酬を受け取ることができます。これにより、Binanceの取引ペアがさらに拡充されました。

3. MicroStrategy、ビットコインを大量購入

MicroStrategyは2024年12月2日から8日の間に約21億ドル相当の現金で21,550枚のビットコインを購入しました。現在、同社および子会社は合計423,650枚のビットコインを保有し、その総取得コストは約256億ドルに達しています。ビットコインの収益率も高く、四半期で43.2%、年初からは68.7%の利益を上げています。

4. ビットコイン、10万ドル突破後の展望

ビットコインは10万ドルを突破し、2025年には15万ドルに達するとの予測が出ています。時系列分析やマクロ経済要因、市場需要、オンチェーンデータなど多角的な視点からの分析に基づき、ビットコインのさらなる成長が期待されています。特に、マイクロストラテジーの積極的な買い進めや米国現物ETFの増加が強い後押しとなっています。

5. 香港、ステーブルコイン法案を公布

香港政府は2024年12月6日にステーブルコイン法案を正式に公布しました。この法案は、法定通貨に裏付けられたステーブルコイン(FRS)の包括的な規制を目的としており、金融ステーブル性の確保と仮想資産業界の革新を両立させる内容となっています。これにより、香港はグローバルなデジタル資産の中心地としての地位を強化しました。

6. CertiKとBinance CEO、仮想通貨市場の生存戦略を議論

CertiKの共同創設者とBinanceのCEO CZは、アブダビでの対談において、仮想通貨市場の転換要因やセキュリティの課題、規制環境の変化について議論しました。特に、Web3とWeb2の統合に伴うセキュリティリスクや、人工知能の活用による攻撃手法の進化に対する対応策について深く掘り下げられました。

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